《ブラジル》ソニーがマナウス工場閉鎖へ=TV等販売も来年半ばまで

 ソニーが14日、アマゾナス州マナウス市にある工場を2021年に閉鎖する意向である事を小売業者に伝えたと15日付G1サイトが報じた。
 14日付の文書によると、マナウス工場での電気電子製品の製造は、21年3月末日をもって終了する。テレビやオーディオ機器、デジタルカメラの販売や配布も21年半ばで終了する予定だという。
 ただし、法令に従った製品への保証や保守サービスは従来通りに継続する。プレイステーションなどのゲーム類の輸入・販売や、音楽・映像に関するサービスもこれまでに通り行われる。

 マナウス工場の従業員220人は、工場が閉鎖された時点で全員が解雇される。
 ソニーはブラジルで48年間活動してきたが、電気電子製品に関する動きは変化が激しく、今回の決断となったようだ。同社は2019年にも世界的な販売低下を理由に、ブラジルを含む中南米諸国や中東諸国での携帯電話の販売を停止している。