東西南北

 政党「共和者(Republicanos、旧・ブラジル共和党)」は今日16日に、サンパウロ市市長選に向けての支部大会を行う。同党からはセウソ・ルッソマノ氏の出馬が確実視されており、ボルソナロ大統領の支援を得ることも堅いとされている。それは、ボルソナロ氏の2人の息子(フラヴィオ氏、カルロス氏)が共和者に所属しているためだ。過去2度のサンパウロ市市長選では選挙戦開始時から1位の支持率を維持しながら、投票直前で失速して3位に甘んじてきたルッソマノ氏。「3度めの正直」となるか。また、自党「ブラジル同盟」の設立が市長選前までに間に合わず、地方選対策が殆どできていなかったボルソナロ氏が、大都市でどんな推薦候補を立て、どんな戦いを見せるかも見ものだ。
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 市長選は11月15日だが、15日付アゴラ紙によると、選挙を2カ月前に控えた今、サンパウロ市内で道路の舗装工事が頻繁に見られるようになったという。同紙によると、その数は市内で148箇所。市内で生活していれば、どこかで何かしら工事している現場を目にするぐらいの頻度だ。現職のコーヴァス市長にしてみれば、「しっかり働いている」ことを市民にアピールしたい狙いか。現在の同市長の支持率は1位ではあるが、2位以下とは僅差。工事は印象アップにつながるか。
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 16日のサッカーのリベルタドーレス杯で、パルメイラスは敵地ボリビアでの対ボリバル戦に臨む。グループ・リーグB組において、パルメイラスは2戦2勝でトップだが、この試合で気になるのはボリビアの高地。ブラジル人選手は伝統的に酸素の薄いボリビアの高地を苦手としてきている。パルメイラスの選手たちはこの難関を突破できるか。