サンパウロ州ヴァーチャル映画祭=総領事館と基金が作品提供

ヴァーチャル映画祭の作品紹介ページ

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 サンパウロ州政府の文化創造経済事務局と社会組織の「Amigos da arte」による「第1回サンパウロ州バーチャル映画祭」が9月1日から30日の期間で開催中だ。各国の大使館、総領事館または文化機関から協力を得て映画作品21カ国33作品が配信される。
 同祭には在サンパウロ日本国総領事館(桑名良輔総領事)と国際交流基金サンパウロ文化センター(洲崎勝所長)が日本映画の作品提供協力をしている。
 提供した作品はオムニバス映画『アジア三面鏡2016:リフレクションズ』。本作品は2016年に国際交流基金で共同制作されたもの。ポルトガル語字幕付で公開されるのは今回が初めて。
 アジアの気鋭監督3人がそれぞれ「アジアで生きるをテーマに」日本とカンボジア、フィリピン、マレーシアの各国間を行きかう人々の姿を描く。日本からは行定勲監督がメガフォンを執る。
 作品は12日22時から公開され、9月末まで視聴することができる。(作品ページ=https://culturaemcasa.com.br/espelho-triplo-asiatico-2016-reflexos/)
 同祭は他にはない高品質の文化的・芸術的コンテンツを多くの人へ届けることを目的とした国内初の動画配信サイト『♯CulturaEmCasa』からの企画となっており、サンパウロ州内の文化機関から多くの未発表コンテンツを集め、学芸員チームらが選定やプログラムを組んでいる。
 公開されている動画は、オーケストラや音楽、ダンスの他、美食、文学など様々な分野が収集されている。いずれも無料観覧が可能だ。