援協福祉部=無料法律相談を再開=電話やワッツアップで

古藤ウイルソン忠志弁護士、長尾マリウザ春美部長、岡本グロリア・アキコ弁護士

古藤ウイルソン忠志弁護士、長尾マリウザ春美部長、岡本グロリア・アキコ弁護士

 サンパウロ日伯援護協会(与儀上原昭雄会長)の福祉部が、毎週水曜日と金曜日に行っていた無料法律相談が、ワッツアップや電話の形で再開した。
 告知のため福祉部の長尾マリウザ春美部長(58歳、2世)と共に弁護士2人が来社した。コロナ禍で3月に相談会が中止となってから、半年ぶりの再開となる。
 対面での相談を行っていた際は、古藤ウイルソン忠志(47歳、コチア青年二世)さんが金曜日、岡本グロリア・アキコ(55歳、二世)さんが水曜日を担当していた。
 今回からワッツアップ対応となり、何曜日でも相談対応可能となった。対応時間の目安は9時から18時。
 無料相談をする弁護士2人の連絡先は次の通り。
▼古藤さん=ポルトガル語・日本語対応可能(電話番号・ワッツアップ=11・96457・7815)
▼岡本さん=ポルトガル語対応(電話番号・ワッツアップ=11・97372・2214)
 古藤さんは「電話やワッツアップにお気軽にご連絡下さい」と呼びかけ、「お年寄り以外も年齢問わずご相談下さい」と語った。なお、複雑な案件の場合は有料になることがあるので、それも含めて相談を。
 今までは主にお年寄りからの後継人や資産相続、家族法に関する相談に対応していた。離婚相談などもあったという。
 本人が亡くなってから60日間以内に遺族が資産相続しなければならない件、遺言書を残していても家族構成によっては遺産の50%しか相続できない件など、「できれば生前に、可能な手続きをしておいた方が良いですね」と古藤弁護士はアドバイスした。