国際交流基金=オンラインで映画無料配信=若手日本人監督の10作品

第2弾企画サイトの映画一覧「es」はスペイン語字幕がつく

第2弾企画サイトの映画一覧「es」はスペイン語字幕がつく

 国際交流基金によるオンライン映画配信企画の第2弾が9月30日まで開催中だ。第一弾では累計9万5千回再生され好評のうちに終了した。
 第2弾は「MOOSIC LAB2018―2019」の応募作品から厳選した10作品を紹介する。パソコンでもスマートフォンでも視聴可能。すべての映画に英語字幕や一部作品スペイン語字幕がつく。作品は登録手続きなく無料で視聴できる。配信作品は次の通り。
▼バンド練習のため乗ったバスから始まる、死者と声を巡るファンタジー。グランプリを受賞作品。『眠る虫/訳題:The Sleeping Insect』(監督:金子由里奈)
▼以前の住人が残したものをきっかけに「記憶」と「現実」が交差するドラマを描く。『ドンテンタウン/訳題:DING TENG TOWN』(監督:井上康平)
▼多岐に渡り活躍する眉村ちあき。フィクションを交えて描くドキュメンタリー作品。『眉村ちあきのすべて(仮)』/訳題:ALL ABOUT “CHIAKI MAYUMURA”(PROVISIONAL)』(監督:松浦本)
▼悶々とする日々をすごすラッパーの心の葛藤を描く『追い風/訳題:TAILWIND』(監督:安楽涼)
▼日々の鬱憤を脳内ラップで晴らす主人公をコミカルに描く『GEEK BEEF BEAT』(監督:鳥皮ささみ)
▼幽霊と音楽制作しようとする中年男二人のホラー・コメディー『ソウル・ミュージック』(監督:副島正紀)
▼あらゆるもののBPMが瞬時に分かる隅子の恋ともつかぬ気持ちを描くラブコメディ。『ビート・パー・MIZU/訳題:Beats per MIZU』(監督:富田未来)
▼会社のロッカーでテラリウムを育てる「もも」の心の機微を丁寧に描く。『テラリウムロッカー/訳題:Terrarium Locker Room』(監督:葛里華)
▼失恋した女性と成仏できない地縛霊の二人が未練を断ち切るまでを描く。『デッドバケーション / 本題:Dead Vacation』(監督:八幡貴美)
▼「平成」最後の夜、30歳を迎えたばかりのふたりが半生を語り合う。『ゆかちゃんの愛した時代 /訳題: my lovely days』(監督:吐山ゆん)
 視聴はJFF企画第二段サイトのJapanese Film Festival Online(https://www.japanesefilmfest.org/streaming_vol2/)から。また、ムージック・ラボの第二段発表ページには予告編がまとめられている(https://moosiclab.com/?p=1953)