東西南北

 サンパウロ市保健局の発表によると、8月31日~9月18日のコロナウイルスによる死者増加率が最も高かったのは西部のヴィラ・ソニア区。死者は96人から137人に41人も増え、42・71%の上昇となった。隣接するモルンビも、47人から62人にと31・91%増えて4位、ピニェイロスは67人から87人にと29・85%増えて10位だった。かねてから死者の多い東部では、アリカンドゥーヴァ48人で37・21%(2位)、ペーニャ64人で35・36%(3位)、ヴィラ・マチルダ47人で30・32%(8位)と、いずれも高い増加率を記録した。累積死者数最多は東部サポペンバの527人で、北部のブラジランジア(437人)、南部のグラジャウ(423人)が続く。市は外出規制の緩和レベルを「4」に上げようとしているが、対策はしっかりお願いしたい。
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 26、27日は春になって初めての週末。サンパウロ市では27日の最高気温が34~36度となり、今年一番の暑さとなった。9月に入ってからは、サントス市などの海岸部が海水浴客でごった返す状態を繰り返している。こういうことが続けば、いくら暑くても、感染防止のための規制が必要かも。この暑さは28日も続いたが、29日は湿った空気が入り込んで湿度が上がり、雨が降りやすくなるという。ただし30日からはまた暑さが戻るので、寒暖の差に要注意だ。
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 週末のサッカーの全国選手権。サンパウロは26日のインテルナシオナル戦、パルメイラスとサントスは27日にそれぞれ、フラメンゴ、フォルタレーザとの試合を、いずれも1対1で引き分けた。この3チームはいずれもリベルタドーレス杯のグループ・リーグと並行した過密スケジュールで戦っているので疲れもたまりやすいが、怪我をしないように気をつけて欲しいところ。