ジャパン・ハウス=オンライン日本文化紹介=四コマ漫画や金継ぎ、押し花も

金継ぎにより修復された器。

金継ぎにより修復された器。

 ジャパン・ハウス(JH、エリック・アレシャンドレ・クルッグ館長)がオンラインで日本文化を紹介する企画「#JHSPONLINE」では、続々と新しい企画がオンラインで発表されている。映像は発表後そのままJHユーチューブ上(https://www.youtube.com/c/JAPANHOUSESãoPaulo)で、好きな時間に見ることができる。
 29日に発表された「地獄の門を叩く男」は、ブラジルとコルデル文学と日本の能を融合した野心作だ。翌30日(水)午後8時からは同作品の演出家の梅若ソラヤさんと能楽師の梅若猶彦を迎えた対談が開催された。
 その他の動画コンテンツとしては、日本の祝日「敬老の日」や「秋分の日」の紹介のほか、陶磁器などの破損やヒビの修復技法のひとつ「金継ぎ」について紹介する動画が公開された。
 24日に公開された「太鼓Taiko」は、日本の伝統的な打楽器である太鼓をブラジルの太鼓協会によるデモンストレーションと共に歴史を紹介するもの。
 「押し花」では花や葉を平面に乾燥させ作品を作り上げる方法をエミ・イマイさんが教える。
 「四コマ」は日本で人気な漫画形式の一つ。サンパウロ在住のイラストレーターCaio Yôが出演し、自身の漫画の描き方を紹介する。
 10月1日(木)「月見」は、日本の秋の風物詩のひとつ。JHは「月見」の歴史や今日までの重要性について紹介する。
 10月2日(金)「切り紙」の動画ではナオミ・ウエヅさんが秋にちなみ満月や月見をイメージしたオブジェの作り方を紹介する。
 随時、会議アプリなどを使用した対話参加型企画も行われている。