ブラジル人選手が新記録更新=40歳で水泳の国際大会優勝

優勝を決めて小躍りするサントス選手(27日付アジェンシア・ブラジルの記事の一部)

 サンパウロ州出身の水泳選手、ニコラス・サントス(40)が27日、ハンガリーのブダペストで開催中のインターナショナルスイミングリーグ(ISL)の50メートル・バタフライで優勝し、国際大会での最年長の優勝記録を更新した。
 2016年のリオ五輪のリレーで金メダル2個を獲得し、他の国際大会でも何度も優勝経験を持つ米国のケーレブ・ドレッセル(24)を抑えての優勝で、タイムは22秒30だった。
 ニコラスは25メートルのプールで行われた国際大会の50メートル・バタフライで2度優勝。2018年には、今回と同じブダペストのプールで50メートル・バラフライの世界記録(21秒75)を打ち立てた世界記録保持者だ。
 ニコラスは、他のブラジル人選手2人と共に、多国籍選手団「アイアン・アクアティックス」のメンバーとして参加。同じチームのブラジル人選手はレオナルド・サントスとギリェルメ・バセットだ。

 リオ出身のレオナルドは26日に200メートルメドレーに出場し、自己ベストの1分52秒84で優勝。27日は、200メートル自由形で銀メダルを獲得した(タイムは1分42秒98)。ギリェルメも27日に、100メートル背泳ぎで銀メダルを獲得した。
 ブラジル人選手は他のチームにもいる。27日はニューヨーク・ブレイカーズのブランドン・アルメイダが400メートルメドレーで銀メダルを獲得している。
 26日は、アクア・センチュリオンズの一員として参加しているブラジル人選手3人が、仲良く銅メダルを獲得した。200メートル・バタフライに出場したルイス・アルタミルは1分52秒87で、100メートル自由形のマルセロ・シエリジニは46秒49で、200メートル自由形のブレノ・コレイアは1分43秒27で、各々、3位に入賞した。
 ISLは10月16日から11月22日まで開催され、全10チーム、計320人の選手が参加している。ブラジル人選手は全てのチームに1~7人ずつおり、計22人が参加している。(26、27日付アジェンシア・ブラジルより)