第2回芭蕉白河の関俳句賞=入賞者に賞状と副賞郵送

 福島県白河市が主催した第2回芭蕉白河の関俳句賞の結果が送られてきた。「一般の部」には837句、「海外特別賞」には154句、小学生、中学生を対象とした「ジュニアの部」にも3143句、合計応募総数4134句の応募があった。「一般の部海外特別賞」の結果は以下の通り発表された。

★鈴木太郎 選
【大賞】白河の関や甥住む街涼し(ブラジル パラ州三宅昭子)
【特選】金色堂しじまを包む晩夏光(サンパウロ州 田中美智子)
【秀逸】みちのくへたんぽぽ翔ばす移民妻(サンパウロ州 織田 真由美)
★佐怒賀直美 選
【大賞】みちのくへたんぽぽ翔ばす移民妻(サンパウロ州 織田 真由美)
【特選】銀漢や草鞋の音の遠ざかる(サンパウロ州 西山溥子)
【秀逸】芭蕉の句心に葱を洗いけり(サンパウロ州 百合由美子)
 今月29日に白河市のホール(コミネス)で表彰式を行う予定。同振興課からは「ブラジルからの入賞者には、来月中旬を目途に、賞状と副賞(記念切手などを予定しています)、入賞作品集を郵送します」とのこと。
 主催した同市文化振興課からはブラジルよりの投句に対し、「白河市の俳句賞に際しましては、多大なご協力をいただきまして、ありがとうございました」とのお礼の言葉もメールで届いた。
 入選作の詳細は本面に掲載。白河市サイト(www.city.shirakawa.fukushima.jp/page/page006102.html)には全体概要がある。