プロミッソン灯籠流し開催=コロナ犠牲者も一緒に弔う=オンライン中継で800基放す

800基の灯籠を池に放す様子

800基の灯籠を池に放す様子

 プロミッソン日伯文化体育協会(前田ファビオ会長)は「第2回プロミッソン灯籠流し」を、11月2日午後6時30分かサンパウロ州プロミッソン市のアグアス公園(parque das aguas)で開催した。当日、会場には2面の大型モニターが設置され、専用ドローンなどを使用して同公園内にある大きな池に流された800基あまりの灯篭の様子が中継された。同モニターでの西村武やトヨタ・イザなど日系歌手の映像や、和太鼓などの日本舞踊の映像なども流れ、来場者はドライブイン・シアター方式で車の中から映像を楽しんだ。

 

 コロナ禍という理由から、当日の来場者は昨年に比べ少なく、日系非日系問わず50人程が灯篭流しを観覧に訪れた。

前田ファビオ会長

前田ファビオ会長

 会長の前田ファビオ氏(三世)は「今年は本当に大変な1年で多くの方がコロナの犠牲になりました。今回の灯篭流し開催も迷いましたが、今年の犠牲者の弔いもあり行うことにしました。今年は少し小規模ですが、来年こそはコロナがあけて昨年のように大々的に行いたいです」と語る。
 メッセージ映像に出演したリンス本願寺主管の岡山智浄氏は、「ご先祖様を弔う日本文化の灯篭流しがブラジルでも行われることは、日本の伝統文化が広く知れ渡るいい機会。同時にご先祖様も喜んでいることでしょう」と述べた。
 ノロエステ連合日伯文化協会―1区Bの岡地建宣会長も「今年はコロナ禍で大変な中、開催のご協力していただいた方々、本当にありがとうございました。無事開催することができました。また、ご参加くださった方にも御礼を申し上げます」と述べ、イベントを締めくくった。
 そのほか、在サンパウロ総領事館の桑名良輔総領事やブラジル日本文化福祉協会の石川レナト会長、沖縄県人会の上原テリオ氏なども映像で祝辞を送った。
 前田会長の妻ユミさんは「このコロナ禍でもボーイスカウトをはじめとして、30人程の方が手伝ってくれました。こうした方がいたことでなんとか開催できて本当によかったです。ありがとうございます」と深謝した。
 同イベントで流された映像はユーチューブ(https://www.youtube.com/watch?v=8j4-q4qJxnY&feature=share&fbclid=IwAR17xN2GwjNR84dj-VdC—L1s8wmOJDuMHPp-gKrhyxG3uE8vItLb-8MrM )で視聴できる。ポルトガル語のみ。

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