《チリ》北部でM5以上の地震=月末からアンデス山脈南部で頻発
2日、チリ北部でマグニチュード5・5の地震があった。チリ国民は、その2日前にも同国国境に近いアルゼンチン領内で起きた大きな地震で驚いたばかりだ。2日付現地紙サイトが報じている。
地震が起こったのは、同国北部のアタカマ砂漠のある地域だ。2日午後4時現在の報道によると、地震による死者や建物崩壊などに関する報告はないと同国政府が発表しているという。
震源地は北部最大級の市アントファガスタから107キロ離れたところで、震源の深さは70キロほどだ。今回の地震では津波の心配はないという。
11月30日夜には、チリ中部との国境に近いアルゼンチン領内でマグニチュード6・4の地震が起きており、48時間以内に大きな揺れを感じたことになる。それ以前も、11月29日にアルゼンチン北部でマグニチュード5・9、11月21日にはチリのコンセプシオン市の沖合でもマグニチュード6・2と、体感地震が繰り返されている。