東西南北

 コロナの感染再拡大により、11月30日からはサンパウロ州内全域の規制レベルが黄レベル(5段階中の3番目)となった。クリスマスが近くなったこの時期、人混みを減らすのは簡単ではない。そんな中、サンパウロ市の地下鉄とCPTM、バスの混雑状況を教えてくれる便利なアプリができた。「Sufoco」という名前のアプリは、サンパウロ連邦大学の調査チームが開発したもの。iOS用はまだ出ていないが、アンドロイド仕様の携帯電話では11月から使われ始めた。こういうものがあると、「出かけるタイミング」が計りやすくなり、混雑のリスク回避ができるので便利。食べ物の出前をはじめ、コロナ禍でアプリは不可欠なものとなっている。
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 サンパウロ市の交通機関(バスとCPTM)にクリスマス・デコレーションを施した車両が、さっそく登場している。こうした車両は毎年この季節の恒例で、電飾をつけた「光るバス」などは特に人気だ。今年も同様に、外側を電球、車両内をクリスマス・ツリー風に緑と赤で飾った鮮やかな車両が走るようだ。地下鉄の電飾は未定だが、運営センター前にツリーを設置。バスは市内に90台、CPTMは11、12、13号線でこのタイプの電車が走る予定。苦しかった1年だけに、こういうものを見て癒されたいところ。
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 3日のサッカーのリベルタドーレス杯。グレミオはグアラニー(パラグアイ)に2試合連続で2―0で連勝し、準々決勝に駒を進めた。グレミオの準々決勝の相手はサントスだから、ブラジル勢は少なくとも1チームが準決勝に進出することが決まっている。ブラジル勢ではパルメイラスも準々決勝に進み、リベルタ(パラグアイ)と対戦する。