県連がライブ日本祭り開催=2・7万回再生で大盛況に=母県紹介サイトも公開開始

スタジオでライブ配信した中心メンバーの皆さん

スタジオでライブ配信した中心メンバーの皆さん

 ブラジル日本都道府県人会連合会(市川利雄会長)は11月7日、「ライブ日本祭り」をオンライン開催した。19時から約3時間に亘って配信され、ユーチューブだけで2万7千回以上再生され、その他、インスタグラム、フェイスブック上でも多くの視聴者を湧かせた。スタジオからのライブ中継を中心に様々な映像を組み合わせて配信した。多彩なゲストを日伯から集め、今までにないイベントになった。

 

 

配信をしたスタッフの皆さん

配信をしたスタッフの皆さん

 同祭は県連市川会長、日本の副総理および日本ブラジル国会議員連盟会長の麻生太郎氏による開会の挨拶からはじまった。麻生副総理は「県連日本祭りは日伯両国の友好関係にとても重要な役割を果たしている」と述べ、「このコロナ禍で形を変えてオンライン開催し継続したことに心から敬意を表します」と応援の言葉を述べた。
 同ライブは山井ケンジ氏とナカザト・クラウジア氏が司会進行をし、数々のショーが放送された。
 ショーでは白石テルマシェフによる「ご飯語(GoHanGo)」で日本の食材を紹介した。5つの味覚「甘み(羊羹)・苦味(ゴーヤ)・塩辛い(塩辛)・すっぱい(梅干し)・旨味(こんぶ)」をブラジル人が食べた感想と反応を観察する他、アカホリ・ユウゾウ氏による三味線の演奏、アニメ「モニカと仲間たち (Turma da Mónica)」による日本移民史の紹介が行われた。
 東京よさこいチーム「燦-SUN-」のよさこい踊りの披露や、日系三世でロリータファッションリーダーの松田明美の「かわいい」解説、アコーディオン演奏家兼講師の渡辺邦孝(わたなべ くにたか)氏の演奏も。日本の恋愛リアリティ番組「テラスハウス」出演者のエデン・カイ氏が、ハワイから出演し歌唱披露を行いオンラインで視聴者を湧かせた。その他、いつもの平田ジョエや伊藤カレン、イザ豊田、西村武による歌唱も披露された。
 47都道府県の文化を紹介する文化ポータルサイト「47cultural」(https://47cultural.com.br/)が正式に発表された。47都道府県の各県人会が、母県の郷土料理や観光地、文化などをポ語で紹介するもの。各地の郷土料理や食材などを紹介している。今後は郷土文化や観光地紹介、日本語と英語の説明書きも加えることも予定されている。
 同イベント中は、海外日系人協会会長の飯泉嘉門(いいずみかもん)氏や桑名良輔在聖総領事、山田彰大使、県連日本祭り実行委員長の谷口ジョゼ氏などがメッセージを送った。
 県連の市川会長は「今回、このライブ開催にあたってグループわけした3組織『ライブグループ(日本祭りライブ)』、『オンライングループ(47cultural)』、『広報』を主導した青年リーダーのヒガシノ・カイオ・ユウゾウさんとウエハラ・ルーカス・ジュンさん、片山・フェリペさん、その他、若手達が団結して素晴らしいライブが実現しました。次世代が担うこの青年達に感謝すると共に、これからの県連を担う人材になってくれる期待しています」とコメントした。
 「ライブ日本祭り」はユーチューブ(https://www.youtube.com/user/festivaldojapao)で視聴可能。