《ブラジル》三権トップ級は全員感染済み=モウロン副大統領のコロナ罹患で

モウロン副大統領(Bruno Batista/ VPR)

 27日、アミウトン・モウロン副大統領(67)がコロナウイルスに感染したと発表された。同日付現地サイトが報じている。 副大統領は27日夜、PCRテストの結果が陽性だったことを発表した。
 声明によると、同副大統領は感染につき、しばらくはジャブルー宮で隔離生活を送ることになる。28日の報道によると、モウロン氏は体の痛みや頭痛を感じ、37度台の熱を出したため投薬を受けている。

 三権の長は、7月に感染したボルソナロ大統領をはじめ、ダヴィ・アルコルンブレ上院議長が3月、ロドリゴ・マイア下院議長が9月、ルイス・フクス最高裁長官が9月の就任式直後にコロナに感染しており、モウロン氏は数少ない未感染者だった。
 連邦政府の閣僚も、保健相や教育相、鉱山動力相、市民相、科学技術相、通信相、大統領府秘書室長官、同安全保障室長官、官房長官など13人が罹患。10月には83歳のアロルデ・デ・オリヴェイラ上議が死亡し、政界で初めての犠牲者となった。