【2021年新年号】謹んで新年のお慶びを申し上げます=内閣総理大臣 菅 義偉

菅総理大臣

 ブラジルにお住まいの邦人、日系人の皆様、令和3(2021)年の年頭に当たり、謹んで新年のお慶びを申し上げます。
新型コロナウイルスの感染が続き、経済状況も依然厳しい中にあって、我が国は、国民の皆様一人ひとりのお力により、着実に歩みを進めております。昨年初来のウイルスとの闘いに、医療、保健所、介護の現場で昼夜を問わず御尽力いただいている全ての皆様に、心より感謝を申し上げます。
菅内閣は、国民の皆様の命と暮らしを守り抜くことを固くお誓いし、感染拡大防止と経済回復に、引き続き総力を挙げて取り組んでまいります。皆様と共に、この未曾有の危機を乗り越え、ポストコロナの新しい社会をつくり上げてまいります。
 140万人以上の在留邦人の方々、380万人以上の日系人の方々が、世界各地で暮らしています。これまで様々な困難を乗り越え、誠実で勤勉な御努力により地域の発展に貢献された皆様の歩みに改めて思いを馳せ、日系社会が地域の発展に貢献し高く評価されていることを、大変誇りに思います。
そして、今年の夏、世界の団結の象徴となる東京オリンピック・パラリンピック競技大会を開催いたします。安全・安心な大会を実現すべく、しっかりと準備を進めてまいります。2025年大阪・関西万博についても、ポストコロナを見据え、日本の魅力を世界に発信するものとして準備を進めてまいります。
皆様には、引き続き日本とブラジルを結びつける絆として、日・ブラジル関係の更なる発展、世界における日本の魅力の一層の発信に向け、引き続きお力添えいただきますよう、宜しくお願い申し上げます。
皆様の御健勝と御多幸、そして一層の御活躍を心から祈念いたしまして、新年の御挨拶とさせていただきます。