2021年8月13日の記事一覧

《ブラジル》選挙法PECでディストリトンは法案外に=従来の比例代表制を維持=5年ぶりにコリガソン復活=「決選投票廃止案」は却下

11日の下院(Pablo Valadares)  11日、下院で選挙法改正のための憲法補足法案(PEC)が可決されたが、かねてから議員の間で強い反対が起こっていた、政党より候補者個人の得票を優先する「ディストリトン」は法案から外された。逆に政党連立(コリガソン)による当選者の振り分けは承認された。12日付現地紙が報じている。 コ ...

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《ブラジル》パナソニックがTV事業から撤退=世界規模の戦略に沿って=白物家電などは製造継続

パナソニック社製のスマートテレビ(Divulgação/Panasonic)  1967年にブラジルに進出し、アマゾナス州マナウス市の経済特区(ZFM)でのテレビ製造でも40年の歴史を持つ日本企業のパナソニックが11日、今年末でテレビ製造を停止すると発表したと11、12日付現地紙、サイトが報じた。 コンテンツの残りを閲覧するには ...

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《ブラジル》夫殺し容疑下議の議席剥奪=議員特権喪失で逮捕目前か

 11日、下院本会議で、フロルデリス下議(60、社会民主党・PSD)の議席剥奪が圧倒的多数で成立した。同下議は2019年8月に夫の殺害計画容疑が浮上し、リオ州検察局から告発されていた。12日付現地紙が報じている。  フロルデリス下議の投票は11日午後に行われ、437対7(投票棄権12)という、圧倒的な得票差で議席剥奪が決定した。 ...

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《ブラジル》国民的名優パウロ・ジョゼが死去=映画、ドラマに代表作多数

 半世紀にわたり、ブラジルを代表する俳優として活躍したパウロ・ジョゼ・ゴメス・デ・ソウザ(通称パウロ・ジョゼ)が11日に亡くなった。84歳だった。12日付現地紙が報じている。  パウロは1937年にリオ・グランデ・ド・スル州で生まれ、60年代初頭にサンパウロ市に転居。そこで劇団員としての活動をはじめた。演劇の世界で賞をとる活躍を ...

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《ブラジル》セアラー州=接種証明か陰性証明要請=デルタ株感染防止措置で

 デルタ株による新型コロナ第3波への懸念が広がる中、セアラー州政府が到着する旅行客に対し、ワクチン接種を終えた事を証明する書類か、新型コロナには感染していない事を証明する書類の提示を義務付ける事を認める判決を得たと、11~12日付現地サイトが報じた。  同州では10日の保健省発表で4人のデルタ株感染者が確認されたと報告されている ...

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東西南北

 サンパウロ市ではコロナのパンデミックが始まる前、年に1回、市の主催でコンサートなどが24時間以上続く「ヴィラーダ・クルトゥラル」が開催され、人気を博していた。だが14日から15日は「ワクチンのヴィラーダ」なるものが開催される。これは、通常のヴィラーダのような文化的なイベントと並行して、18歳から21歳の若者たちに向けたコロナワ ...

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特別寄稿=日本定住化30周年記念=ブラジル人や外国人に住宅建設販売=群馬県大泉町のみらい建設=日系人初、実績は数百棟も=カンノエージェンシー代表 菅野英明

家づくりで多文化共生社会を支える  みらい建設株式会社とは、新築住宅、内装工事、店舗の改装、不動産仲介などを行う会社だが、新築住宅の販売と受注、設計・施工が取扱高の80%で事業の中心になっている。住宅不動産という日本的な商慣習の強い業界で、創業以来18年間にわたり事業を継続している。  ブラジル人を中心にした在日外国人市場に特化 ...

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モジ文協=団結見せコステラ500食販売=灯篭流しも10月に検討中

モジ文協と日本人会の皆さん

 「コロナ禍で集まれない日々が続いていますが、皆がイベントに協力してくれるので感謝しかない。色々と工夫してこれからもモジ・ダス・クルーゼスの日系社会の繋がりを絶やさないよう頑張りたい」―モジ文協の津田フランキ会長は汗を拭いながらそう語った。7月31日、焼き立てホカホカのコステラ販売「モジ文協ドライブスルーコステラ祭り」を開催し約 ...

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在サンパウロ総領事館=小室千帆首席領事が着任=97年、皇后陛下の通訳も

小室千帆首席領事

 在サンパウロ総領事館に首席領事として着任した小室千帆氏(東京都、55歳)が、8月2日に挨拶のため来社した。  小室さんは東京外国語大学ポルトガル語学科在学中、1年休学して留学団体「日伯交流協会」を通じてパラナ州クリチバ市に留学した経験をもつ。その後、帰国して大学を卒業。88年に外務省に入省した。  外務省では主に中南米課などに ...

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ブラジル日系文学67号刊行=子供ら向けかぴばら俳句会開始

67号表紙

 ブラジル日系文学会(櫻井セリア会長)は『ブラジル日系文学』第67号(発行者=近藤アンドレ、編集者=宮川信之)を発刊した。  バイリンガル文芸誌という特色を活かして、今号からポ語版と日本語版の表紙を別にしている。「日本語を勉強しているポ語話者」を意識して一部分にルビを振る試みも取り入れた。  そして新企画として、子供や日本語学習 ...

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