2021年8月21日の記事一覧

特集=年末までに生産体制強化=コロナバック完全国産化へ=初国産ブタンバックに期待=ブタンタン研究所コーヴァス所長に聞く

 保健省の国家研究倫理委委員会(Conep)は先月1日、サンパウロ州立ブタンタン研究所が開発中の新型コロナワクチン「ブタンバック」の臨床試験(治験)開始を認めた。国家衛生監督庁(Anvisa)は6月6日に、ブタンバックの人に対する治験の実施を認める判断を下し、同月22日からConepによる5段階の最終審査が行われていた。今回は、 ...

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《サンパウロ市》市立校に太陽光発電導入=保健所へのモデルを拡大適用

市役所が学校にも太陽光発電を導入する意向と報じる20日付エスタード紙の記事の一部  ブラジル南東部や中西部、南部での水危機が深刻化し、それに伴う電力供給への懸念も広がる中、サンパウロ市役所が市立校や教育センター、保健所に太陽光発電用のパネルを設置する意向だと20日付エスタード紙などが報じた。 コンテンツの残りを閲覧するにはログイ ...

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《ブラジル》紅班熱で曽祖父と孫が死亡=マダニに刺されて発症

 ミナス州コンタージェン市役所が18日、73歳の男性とそのひ孫で4歳の子供が紅班熱(FEBRE MACULOSA)で亡くなったと発表した。二人は同じ家に住んでおり、病気を引き起こすマダニに対する対策をとるようにとの警告が強化されたと19日付G1サイトなどが報じた。  紅班熱は高熱、発疹、頭痛、目の奥の痛み、吐き気、下痢、節々の痛 ...

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《ブラジル》フォーリャ紙「市場はボルソナロ離れ」エコノミストらが酷評=国際経済不透明の中で支出急増=投票を巡る言動にも拒絶反応

19日のボルソナロ大統領(Isac Nobrega)  2022年に懸念される経済の逆風と、それに逆行する連邦政府の財政支出増大により、市場がボルソナロ政権を見限りはじめたと、20日付フォーリャ紙が報じている。 コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い Log In. あなたは会員ですか ? 会員について

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《リオ市》「かつてない程コロナ感染者が増えた」デルタ株増加で市長が警告=感染拡大だが重症者や死者減

 新型コロナのワクチン接種が進み、国全体の7日間平均の新規感染者数は3万人前後、死者数も800人台に減っている。だがデルタ株の感染中心地のリオ市では、パエス市長が感染拡大が加速していると警告を発したと20日付伯字サイトが報じた。  パエス氏の発言は20日朝、第33回感染病理報告書を公表した際に出たものだ。同報告書によれば、感染学 ...

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《ブラジル》大統領大物支持者に家宅捜索=最高裁や議会への威嚇発言で

 20日、連邦警察は大御所セルタネージャ歌手のセルジオ・レイス(84)とオトニ・デ・パウラ下議(キリスト教社会党・PSC)に対する捜査を行った。最高裁のアレッシャンドレ・デ・モラエス判事が管轄する「デジタル・ミリシア(ネット犯罪者)」捜査の一環だ。特に、レイス氏のネット上での最高裁や連邦議会を威嚇する言動は問題となっていた。20 ...

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《サンパウロ》マイア前下院議長が州局長に=ドリア知事が大統領選に布陣固める

 サンパウロ州は19日、前下院議長のロドリゴ・マイア氏が戦略プロジェクト局の局長に就任することを発表した。22年大統領選への出馬が有力視されるジョアン・ドリア・サンパウロ州知事(民主社会党・PSDB)の右腕役が期待されている。20日付現地紙などが報じている。 コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い Log I ...

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《ブラジル》ハイチに人道支援部隊派遣=地震とハリケーンで困窮の中

 ブラジル政府が19日、14日に起きた地震で約2千人の犠牲者が出た上、ハリケーンによる被害も受けたハイチに人道支援部隊を派遣する事を決めたと同日付ブラジル国内サイトが報じた。  14日に起きた地震はマグニチュード7・2で、南西部の都市レカイとその周辺で大きな被害が出た。17日現在の死者は1941人、負傷者9915人と報じられてお ...

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東西南北

 17日からの規制緩和に伴い、サンパウロ州では商業施設での営業時間や集客制限が除外された。それと同時に、コンサートなどの運営もようやく再開されている。それでも、最低1メートルの距離を置く、立ち席なしなどの制限はしっかりと行われるため、サンパウロ市西部のライブハウス「アウジオ」では3千人規模のところが600人限定で運営が行われてい ...

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《特別寄稿》サントス事件と家族の記憶=テーブルの下に隠れた妊娠7カ月の母=聖市在住 比嘉玉城アナマリア(翻訳:建本みちかマルリー)

戦争で生き別れとなったオジーと長男和男の悲しみ  私のオジー(おじいちゃん)宮城喜孝は、1940年に私の叔父である長男の宮城和男(当時9歳)を連れて、沖縄県南城市(旧佐敷村馬天)へ戻りました。叔父を日本の学校へ通わせるための一足先の帰国であり、また沖縄でより良い生活を送るために後数年間仕事に励むことになっていた家族を沖縄で待つこ ...

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