《ブラジル》南部州 14歳少女を遺体で発見=15歳少年も行方不明に

 10日、サンタカタリーナ州山間部で、行方不明になっていた14歳の少女が、遺体で発見された。同地区では別の少年も同時に行方不明になっており、関連性を調べている。11日付現地サイトが報じている。
 少女の遺体が発見されたのは10日夜で、サンタカタリーナ州内陸部のカンポ・ベロ・ド・スルの林の中で、座ったまま木に縛られた状態で発見された。
 この少女は8日午後4時頃、友人らと共に学校から帰宅した。だが友人たちと別れた後、行方不明となっていた。家族の通報により、警察は9日未明から捜索をはじめていた。10日の午後、彼女が履いていたサンダルが見つかり、ほどなくして、近隣住民から遺体が見つかったとの通報が寄せられた。

 少女には肉体的かつ性的暴行を受けた痕跡はなかったが、警察はフェミニシジオ(女性殺人)の犠牲になった可能性を疑っている。鑑識による正式な検死結果はまだ出ていない。
 また、9日には同じ市に住む15歳の少年も行方不明になっている。警察は行方不明になった2人が知り合いだったかどうか、この少年が事件に関与していなかったかなど、様々な可能性を想定して調べている。