《ブラジル》リオ漁師の遺体をSC州で発見=海で行方不明になって6週間後

 2月下旬にサンタカタリーナ州で発見された遺体が、1月にリオ州で行方不明になっていた3人の漁師のうちの1人のものであることが判明した。1、2日付現地紙、サイトが報じている。
 漁師の遺体は、2月25日午前7時頃、サンタカタリーナ州フロリアノーポリスのモレ海岸で発見された。遺体は高波の中、浮きに絡まった状態で見つかった。

 検死に当たったフロリアノーポリスの法医学研究所によると、遺体は腐食が進んでいたことから身元解明がきわめて困難で、家族が提供した歯型のレントゲン写真を使って鑑定した。その結果、24時間後にこの遺体がリオの漁師マルセロ・ダ・シウヴァ・バルボーザさん(38)のものであることが明らかとなった。歯形の情報は指紋やDNAによる鑑定同様、身元を確定するために使われる。
 マルセロさんは1月13日、2人の漁師とともにリオのアモーレス海岸から「レサッカ1」という名の小型の船に乗って外海に出たが、この日の午後3時頃に姿を見かけられたのを最後に行方不明となっていた。遺体が発見されたのはそれから約6週間後のことだ。マルセロさんの遺体は1日に、地元の墓地に埋葬された。