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《サンパウロ市》コーヴァス市長の癌が肝臓と骨に転移=化学、免疫の両治療に

 がん闘病中のブルーノ・コーヴァス・サンパウロ市市長が経過観察のために受けた検査により、肝臓と骨にがんが転移していたことが判明した。17日付現地紙が報じている。
 コーヴァス市長は15日にサンパウロ市シリオ・リバネス病院に入院し、検査を受けた。その結果、新たな転移が見つかり、16日に発表された。
 コーヴァス市長のがんは、19年10月に胃と食道をつなぐ部分と、肝臓、リンパ節でみつかったものからはじまり、20年にはリンパ節の病巣縮小が確認されたが、今年2月には肝臓に新たな病巣ができているのが見つかった。各々のケースは放射線療法や化学療法、免疫療法で治療してきたが、今回は肝臓や骨に病巣が広がっていることが確認された。コーヴァス市長本人はまだ、「兆候は感じていなかった」という。

 コーヴァスは17日から、化学療法と免疫療法の二つを並行して受けることになる。同氏は19年のがん発覚以来、離職せず、公務を継続。入院が必要な時も、病院で公務を行いながら、治療を受けている。放射能療法や化学療法後も病巣がのこっていたため、免疫治療に切り替えていたが、今年見つかったがんでは放射線療法を併用。今回は化学療法を併用することになる。
 「うなだれて、諦めるかだって? とんでもない。これまで通り戦い続けるだけだ」とコーヴァス市長は気丈に語っている。化学療法と免疫療法には48時間を要すが、週末を利用して行った。2週間ごとに同じ治療を繰り返した上、8週ごとに経過観察のための検査を受けることになっている。