在サンパウロ総領事館=栄えある外務大臣表彰を伝達=個別にオンラインで授賞式=「皆さんの支えのおかげ」

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 【既報関連】在サンパウロ総領事館(桑名良輔総領事)は、5月10日~18日にかけて「令和2年外務大臣表彰」サンパウロ管内の受賞者9人に、オンラインで個別授賞式を開催した。その内の4人に受賞した現在の気持ちを電話取材した。

 サンパウロ州立交響楽団の児童合唱団指揮者で「エコー児童合唱団」も設立し、日系・非日系問わずブラジル児童への合唱指導に貢献した吉田輝男氏(東京都・80歳)は、「多くの方々に支えられたおかげで、この名誉ある賞をいただくことができました。日本から賞を頂いたのは初めてなので本当に嬉しいです。これからも子供達と音楽に貢献できるよう精一杯頑張りたい」と笑顔で述べた。
 ブラジル日本商工会議所事務局長として長年務める平田藤義氏(鹿児島県・76歳)は、「事務局長を任されてから正しいと信じた極当たり前の事を、極当たり前に最善を尽くして行動してきただけではありますが、この受賞は本当に光栄です。日頃より支えて頂いた会議所をはじめとした周りのおかげと感謝し、気を引き締めて尽力します」と襟を正した。
 ブラジルでの相撲普及に大きく貢献した岡元要一氏(二世・87歳)は笑顔で、「思いがけない受賞なので、心の底から感激しています! こんなこと人生でそうあるものでもない。これからもブラジル相撲会に貢献できるよう取り組みます」と喜びの声をあげた。
 リンス文協会長として日本語普及にも大きく貢献した安永和教氏(三世・74歳)は、「この受賞を本当に嬉しく思います。それと同時に、皆さんに支えられたおかげで受賞できた。ある意味、私が受賞したのではなく皆で受賞したと感じています。これからも一丸となって日系社会の為に頑張ります」と意気込んだ。
 受賞者は以下8人▼永山八郎(サンパウロ日伯援護協会評議員)▼岡元要一(ブラジル相撲連盟名誉会長)▼上原啓三(宮坂国人財団専務)▼花田忠義(聖州中西部日系協会連合会会長)▼安永和教(リンス市農業開発評議員)▼吉田輝男(サンパウロ州立交響楽団児童合唱団音楽指導者)▼平田藤義(ブラジル日本商工会議所事務局長)▼金子謙一(ブラジル日本文化福祉協会美術委員会委員)▼マルセロ・マトス・アラウージョ(前ジャパン・ハウスサンパウロ(JHSP)館長)
 桑名総領事は祝辞として「皆様の日伯友好親善におけるこれまでのご貢献に改めて深く感謝し、栄えあるご受賞を心からお祝い申し上げます」とのメッセージを贈った。
 外務大臣表彰は、国際関係の様々な分野で、日本と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしている中で、特に顕著な功績のあった個人および団体の功績を称え、
その活動に対するより一層の理解と支持を周囲にお願いするもの。
 個別授賞式の様子は以下、総領事館サイト内で確認できる(https://www.sp.br.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html)。