ATMで邦人に詐欺被害=伯銀担当装い振り込ませる
在サンパウロ日本国総領事館(桑名良輔総領事)が3日、ブラジル銀行(BANCO DO BRASIL)の担当者を装ってATMを操作させ、多額の現金を振り込ませる詐欺事件が発生し邦人に被害がでた、と注意を喚起している。
同情報によると、5月12日、被害者のもとにブラジル銀行と全く同じ電話番号(40040001)からショートメッセージ機能で「クレジットカードのポイントを今日中に現金へ交換する必要がある」という案内を受信した。
記載リンクをクリックしたところ、ブラジル銀行の新担当者を名乗って、同銀行支店の実在する番号から電話がかかり、ポイントを確認するため支店ATMへ趣くよう指示された。
指示通りATMを操作した結果、多額の現金を振り込んでしまったという。被害者は4月22日に銀行から担当者が変更になった事をワッツアップで連絡を受けていたが、その時点では新担当者名が明らかになっていなかった。
同総領事館は防犯対策として、実在の金融機関からの電話番号でも面識のない人物からの話は信用せず、家族や最寄支店へ相談し直ぐに一人で対応しようとしない事を呼びかけている。
クレジットカードのポイントは品物やクーポンへの交換が一般的で、ポイントの確認はアプリ等でも行うことが出来る。通常ATMで操作を要求されることはない。
在聖総領事館への問合わせは領事部(電話=11・3254・0100、メール=cgjassist@sp.mofa.go.jp)