《ブラジル》アラゴアス州で10カ月男児が行方不明=がけ崩れで小川に転落

 アラゴアス州で15日朝、がけ崩れ(地滑り)が起き、生後10カ月の男児が行方不明になっている。15日付現地サイトが報じている。
 がけ崩れが起こったのはアラゴアス州の州都マセイオーのグロタ・サンタエレナ区で、15日午前6時頃、民家の裏手のがけが地滑りを起こして崩れた。
 がけをなだれ落ちた土砂は民家を直撃した上、家の中にいたクリスチアネ・ロドリゲス・ダ・シルヴァさん(35)と生後10カ月の幼児を家の前を流れている小川に突き落とした。

 このショックで、女性は抱いていた男児を手離してしまい、そのまま行方不明になってしまった。
 クリスチアネさんと夫のアンデルソンさん(35)はすぐに救助され、近隣の病院に運ばれたが、命には別条はない。
 消防や警察は3台の車両を派遣し、男児の捜索を行っているが、15日午後3時現在、見つかっていない。
 マセイオーではこの日、24時間で100ミリ以上の豪雨を記録。この雨は今週いっぱい続く見込みで、洪水や土砂災害が報告されている。