『楽書倶楽部』58号発刊=多彩な作風36作品を掲載

58号の表紙

58号の表紙

 日毎叢書企画出版から『楽書倶楽部』58号が6月15日に発刊された。36作品を収録。
 村上敞子さん作随筆『金色の音色』では、歌舞伎役者坂東玉三郎が共演する太鼓奏者達へ指導する動画で「音楽という芸術は、文学とつながるものがある」と感じた点が綴られる。
 また、栗山舎人さんの『表現とパフォーマンス』は、メトロで見かける物乞いのパフォーマンスから、差別用語とされた言葉や、栗山さんの体験や昨今のニュースを交えて表現について考えた社会派コラムだ。
 さらに104頁掲載の菅沼東洋司さん作『〝大画家〟になった話』は、一人立ちできる画家を目指し奮闘する中で描いた絵画が、美術展で金賞を受賞して買い手が付くという話。33年前描いたという随筆。
 次号への作品応募締め切りは7月10日まで。随筆、旅行記、思い出、体験談、ツイッター(ぼやき、つぶやき)の寄稿のほか、写真、絵画も投稿出来る。
 申し込み先は前園博子さん(電話=11・3341・2113、メール=nitimaisousho@gmail.com)、石田勉さん(電話=11・3208・8040、メール=ishitsusp@gmail.com)まで。
 楽書倶楽部サイト(https://tsuishi.wixsite.com/shinrakugaki)では創刊号や特別号・記念号等も閲覧できる。