東京カフェショー=9社がブラジル商品アピール=「本物の魅力を伝えたい!」

ブラジルブースの様子

ブラジルブースの様子

 【東京発=國分雪月記者】カフェレスジャパン実行委員会主催の「第9回東京カフェショー」が6月9日から12日のあいだ、東京ビッグサイト青海展示棟で行われ約2万人が来場した。在日ブラジル大使館とブラジリアン・ビジネス・グループ(BBG)が協力してブラジル・パビリオンを出し、そこに9社が出展してブラジル産品をアピールした。
 今回はカシャッサ・カウンシル・ジャパン、株式会社ドリンク・オブ・ブラジル(吉本眞理代表取締役)、アマモス・アマゾン株式会社(武田エリアス真由子代表)が初参加し、各社の取り扱い商品を来場者に紹介した。
 カシャッサ・カウンシル・ジャパンの麻生雅人主任研究員は、カシャッサの魅力について「各地域で製造方法や香りの多様性があり『ブラジルそのもの』のお酒。日本では知られていないこの魅力を伝えたい」と強調した。通称「ピンガ」とも呼ばれる、サトウキビの蒸留酒だ。ブラジルでは庶民の愛されており、各地に蒸溜所がある。
 カシャッサの隣ではアマモス・アマゾン株式会社が、アマゾンフルーツのクプアスをドライフルーツにした「CUPÚ」を紹介。自生しているクプアスを現地でドライ加工したもの。同社の松橋美晴さんは「色々な味と合わせたいのと、試食した人みんなから高評価。仕入れたいと多くの人から話をいただいている」と笑顔を見せた。
 リオ・グランデ・ド・スル州のサルトンワインを輸入販売している株式会社ドリンク・オブ・ブラジルの吉本代表は「サルトンワインを出している精進料理の店もあるほど合わせやすい味」とその魅力を語り、「ブラジル産のワインがお祝いの食事会などでも選ばれるようにしたい」と普及へ意気込んだ。

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 東京カフェショーでは「ジャラペーニョのジャム」(Geleia de Pimenta jalapeño)も注目を集めていた。紹介していたシンクマスターコーポレーションの豊橋真道代表取締役は「検疫所にも記録がなく、これが日本初上陸です。Helomar社が1947年から製造しているので歴史があり、辛味が好きな日本人にも受けると思った」と語った。主に肉料理や酒類を扱う人から高評価だったとか。辛味がピリッと利いたジャムというパンチのある味は、たしかにクセになるかも。