大使館=自衛隊記念日夕食会を開催=ブラジル軍上層部と招き創隊祝う

夕食会参加者で記念撮影(撮影の為、一時的にマスクを外している)

夕食会参加者で記念撮影(撮影の為、一時的にマスクを外している)

 在ブラジル日本国大使館(山田彰大使)は、2日18時30分から、山田大使主催の「自衛隊記念日夕食会」を行った。自衛隊創隊を祝い、日伯間の防衛・安全保障分野の一層の関係強化をするために行われた。
 同館では従来は6月から7月初旬頃に「自衛隊記念日レセプション」を行っていたが、継続するコロナ災禍の影響により、規模を縮小してブラジルの国防省、軍及び大統領府安全保障室の高官を招待して夕食会のみを行った。昨年も10月に同様の夕食会を行った。
 会当日は、防衛駐在官の金井茂樹一等陸佐や大統領府安全保障室長官エレーノ予備役陸軍大将、国防大臣ブラガ・ネット予備役陸軍大将、陸軍司令官パウロ・セルジオ陸軍大将、海軍司令官ガルニエー海軍大将、国防省統合参謀本部戦略局長フェルナンデス陸軍大将、陸軍科学・技術副局長ルイス・エンリケ陸軍中将などが参加した。
 山田大使は夕食会の始めの挨拶で、「皆様を大使公邸にお迎えし自衛隊記念日夕食会を開催できることを誠に喜ばしく思っている。この状況の中でも日伯間の防衛・安全保障分野の一層の関係強化を願い開催できた。日本とブラジルは長く友好の伝統を持ち、民主主義、人権の尊重、法の支配といった基本的価値観を共有する戦略的グローバル・パートナー。今後は安全保障政策に関する日伯間の意見交換などがさらに進むと期待している。パンデミック下にこうした安保・防衛分野での関係強化に当たっての、ブラジル軍関係者の温かいご支援、ご協力に、改めて感謝申し上げます」と述べた。
 日本の自衛隊は1954年7月1日に創設され、今年で67年を迎える。日本の防衛省が定める自衛隊記念日は11月1日。自衛隊出動の可能性の高い災害が夏に最も発生することが多いため、自衛隊記念日を11月に設定した。
 在外公館では、一般的に6月から7月初旬頃に自衛隊記念日レセプションが行われている。11月1日前後には、日本国内で陸上自衛隊の中央観閲式、海上自衛隊の観艦式、航空自衛隊の航空観閲式のいずれかが毎年持ち回りで行われている。