ホーム | 日系社会ニュース | 総領事館=黛まどか氏が俳句の極意講演=日ポ両語、受付27日まで

総領事館=黛まどか氏が俳句の極意講演=日ポ両語、受付27日まで

俳人黛まどか氏(©Yoshikazu Karino)

俳人黛まどか氏(©Yoshikazu Karino)

 在サンパウロ総領事館(桑名良輔総領事)は現代俳句界を代表する俳人の一人、黛まどか氏を講師に招いて俳句のオンライン上での講演会とワークショップを7月27日(火)19時、8月18日(水)20時の2回にわけて開催する。
 「俳句は初めて」という初心者にも楽しめる内容となっており、黛氏による俳句の極意についての講演や、その後のワークショップで兼題にそって応募された選評を行う。投句は日本語とポルトガル語両方を受付ける。
 黛氏の講演は日本語にポルトガル語字幕が付く。加えてブラジル人講師も出演し、ポルトガル語での詠句に関する解説や質疑応答も受付けるなど日・ポ語両詠句者を意識した構成。
 両日の講演会・ワークショップ実施内容は次の通り。27日の講演会では、黛先生のポ語字幕付き講演とブラジル人講師によるポ語詠句の解説と質疑応答を受付ける。
 8月18日はワークショップで、投句のあった作品中から講師が選句した作品の講評を行う。同時通訳付き。
 黛氏は神奈川県生まれ。2002年、句集『京都の恋』で山本健吉文学賞受賞。1999年、北スペイン・サンティアゴ巡礼道約800キロを踏破したのに続き、01~02年、四季にわたり5回訪韓、釜山からソウルまでの道のり約500キロを踏破。17年には四国遍路約1400キロを踏破。「歩いて書く」ことをライフワークとする。10年より1年間、文化庁「文化交流使」としてパリを拠点に欧州で活動。オペラの台本執筆、校歌の作詞、大学客員教授など多方面で活躍。20年にはコロナ禍においていのちの尊さを俳句に詠み合い世界の俳人をつなぐ「京都×俳句プロジェクト」を発足し、21年より「世界オンライン句会」を主宰している。
 参加申込みはサイト(https://docs.google.com/forms/d/137RYC8PCHrOdkn0pfYJNYa6Z7kj4GZN9amHftxot1bE/viewform?edit_requested=true)から。
 投句受付は27日(火)から8月1日(日)まで。問合わせは(メール=cgjcultural2@sp.mofa.go.jp)まで。

image_print