《ブラジル》パラリンピック金メダル通算100個超す=2選手が今大会2つめで

表彰台でのサンチアゴ(Ale Cabral)

 パラリンピック東京大会は現地時間の8月31日、陸上男子中距離走のイェルツィン・ジャッケスと女子水泳自由形のマリア・カロリナ・サンチアゴの2人が、今大会二つ目の金メダルを獲得した。8月31日付現地サイトが報じている。
 T11(視覚障害者)5千メートルの今大会覇者のイェルツィンはこの日、1500メートルの決勝にも出場。圧倒的な強さで優勝しただけでなく、3分57秒60の世界新記録も達成した。
 このメダルでブラジルは、パラリンピック通算で100個目の記録を達成した。第1号は1984年ニューヨーク大会での陸上女子200メートルC6でのマルシア・マウサールだった。

 一方、視覚障害者の女子水泳50メートルS13自由形で優勝したサンチアゴはこの日、100メートルS12の決勝に出場。59秒01で二つ目の金メダルを獲得した。サンチアゴは、その後行われた混合の400メートルでも銀メダルを獲得している。
 水泳では男子知的障害者の部のガブリエル・バンデイラがこの日、200メートル・メドレーの選手として出場し、銀メダルを獲得。今大会、金1銀2銅1の四つ目のメダル獲得となった。
 これで、8月31日現在のブラジルのメダル獲得数は金14銀11銅17となった。金メダルの数はオランダと同数だが、銀メダルの数が同国より多いため、メダルランキングは6位を維持している。

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