JICA=葱王の斎藤氏が多文化共生を講演=借金4億円から農業で復活

葱王を両手に抱える斎藤さん

葱王を両手に抱える斎藤さん

 JICAは9月7日15時~16時(日本時間)に、オンラインセミナ―「多文化共生・日本社会を考える連続シリーズ第2回・“葱”という漢字には“心”がある 日系人として農業に挑戦した努力と心」をオンライン開催する。
 今回の講演者は、在日日系ブラジル人最高のビジネス成功者と言われる株式会社ティー・エスの斎藤ワルテル俊男会長(ブラジル生まれ二世)。
 本イベントは、日本の日系社会の現状・課題、日系人の日本社会への貢献、共栄共存、日本のあるべき姿などを題材に今後の課題解決に必要なことをテーマにゲストがオンラインで講演する。
 同氏はデカセギブームの真っ最中に訪日、人材派遣会社を起業するもリーマンショックの影響で一時は4億円の借金を抱える。そのとき長葱の栽培を始め、研究を重ねて長葱ブランド「葱王」を生み出し「長葱作り日本一」となった。
 セミナーでは、過去から現在に至るまでのストーリーと日本社会の今後について40分かけて話す。講演後30分は質疑応答の時間を設ける。
 同講演は9月7日15時~16時10分(ブラジル時間9月7日3時~4時10分)に開催予定。参加費は無料。参加申し込み期限は5日迄。参加申し込みはホームページ(https://www.jica.go.jp/event/20210907_01.html)から。
 質問などはメールアドレス(JICA中南米部計画・移住課の木田さん、5rtpm@jica.go.jp)まで連絡を。メール件名に「9月7日・日系社会セミナーについて」と記載すること。