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《カナダ》ヴァーレ鉱山で事故=社員39人の救出作業続く

 26日午後、ブラジルの鉄鋼大手ヴァーレ社がカナダに所有している鉱山で、掘削用のシャベルカー移送中に事故が起き、同社の社員39人が地下1千メートルの地点に閉じ込められる非常事態に見舞われた。28日正午現在で33人が救出されているが、6人がまだ閉じ込められた状態にある。27、28日付現地紙、サイトが報じている。
 事故が起こったのは、米国との五大湖の近くに位置するカナダのオンタリオ州サドベリーにあるトッテン鉱山だ。同日午後、同鉱山にアクセスするためのシャフト(資材などが通過する垂直の開口部)を使って掘削機を移送していたところ、ロープが外れてシャフトが掘削機で塞がってしまった。これによって、社員が使っていたエレベーターが使えなくなり、39人が地下900〜1200メートルの地点から動けなくなった。

 救出作業は27日から始まり、28日の午前11時50分の段階では「33人の社員の救出に成功した」と発表された。同社によると、社員にけがはなく、全員救出は時間の問題だとしている。また、午後5時の時点では35人救出と報告された。
 ヴァーレ社は事故現場となったトッテン鉱山でニッケルを採掘しており、2021年も3600トンを産出しているが、この事故により、採掘作業を一時的に中断している。