日本館が2日から再開=盆栽100鉢を特別展示

日本館正面の改修工事の様子

日本館正面の改修工事の様子

 サンパウロ市イビラプエラ公園の日本館(栗田クラウジオ運営委員長)が10月2日から再開館する。ブラジル日本文化福祉協会が運営する市施設で、新型コロナの自粛要請や修繕工事の関係で約1年半にわたって閉鎖されていた。工事は今年7月から開始され、コロナ禍の影響を受けながらも25日に完成した。
 今回の修繕工事は、林ロドリゴ・グラート市議(PSD)が申請した110万レアルの助成金と、ブラジル日本移民史料館が昨年行った「アミーゴキャンペーン」で集められた基金で行われ、車椅子や足の悪い人、高齢者も訪問できるようバリアフリー化された。
 入り口部分を石畳にし、スロープと手すりを設置。既存トイレの修繕、障害者用トイレとエレベーターの新設。その他、カフェテリア、グッズ販売店、日本館内の池の水をろ過する装置なども新設された。
 26日には日本館庭園内の池の壁にデザイナーのミズタニ・エリカ氏が日本をイメージした絵を描いた。この再開を記念して10月2日から11月21日まで、100個の盆栽が特別展示される。
 栗田運営委員長は「ぜひ皆さん、新しくなった日本館においでください。そしてブラジルで日本文化を再確認してください」と呼びかけている。
 日本館はイビラプエラ公園10番ゲートから徒歩5分。営業時間は木~日曜および祝日で、10時から17時まで。木曜日は無料で入場可能、それ以外の曜日なら入場チケットが必要だ。
 入場料は大人15レアル、60歳以上の高齢者や5歳から12歳までの児童は7レ。4歳以下は無料。チケットは一度購入したら、その日は何度でも出入りできる。
 なお、アミーゴキャンペーンで寄付して取得した日本館チケットも使用可能。
 質問は以下、日本館まで連絡を。(電話=11・3208・1755、メールpavilhao@bunkyo.org.br)

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