東西南北

 ブラジル時間の4日12時ごろ、フェイスブック社の運営するSNS、フェイスブック、インスタグラム、ワッツアップのサーバーがダウンし、一斉に使えなくなる事態が起こった。この問題は世界規模で起こり、完全回復には6時間余りかかったが、ブラジルの場合は日中のことでもあったので、生活上不便になった。この時間なら、メッセージのやりとりに使われるワッツアップの停止が一番の頭痛の種だったかも知れない。別企業であるツイッターはその間も動いており、「ワッツアップもフェイスブックも使えないなら、ボウソナロ氏や彼の一族も今日は働くことはできないだろう」と、公務以上にSNS上の発言が目立ちがちな大統領と一家を皮肉るジョークも多く見られた。
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 水不足が進み、カンタレイラ水系の水位も2日からは30%以下の警戒水位に入っているが、今月に入り、雨が戻ってきている。2日はカンタレイラでも20ミリ以上の降水を記録したが、この傾向は今週から来週にかけて続く模様だ。予報によると、12日の子供の日(ノッサ・セニョーラ・アパレシーダの日)に至るまでの休日期間中に海岸部では100ミリほどの雨が降る見込みとか。この期間中は海に行きたい人が多いだろうから、行楽的には面白くないかもしれないが、貯水池の回復や人の密集が避けられるという意味ではありがたいか。
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 今週のサッカーはW杯南米予選だが、全国選手権はこの期間中も休まずに開催される。このタイミングはセレソンへの招集選手を抱えるチームには厳しいが、ガビゴルとエーヴェルトン・リベイロを欠くフラメンゴは今日、ブラガンチーノと、ウェーヴェルトンを欠くパルメイラスはアメリカMGと対戦。残った選手たちで切り抜けたいところだ。