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イタニャエン=5人組強盗が日系女性射殺=家族が経営する店の前で

殺人事件を報じるG1サイトの一部

殺人事件を報じるG1サイトの一部

 サンパウロ州沿岸部イタニャエン市で日系人のアレッサンドラ・トミエ・ワタナベ・コクブン・ファグンデスさん(41歳)が、家族で経営する飲食店の前で銃殺された。グローボG1サイトなどで報じられている。
 事件発生は2日(土)午後10時頃。トミエさんが銃殺された店は中心街ベネジィト・カリスト広場に位置し、350m先に第一警察がある場所だった。
 犯人は5人組で、事件直前から市街に設置された監視カメラにトミエさんの車を尾行する様子が映っており、彼女が車を停車させたところを狙って囲んだ。
 トミエさんのいとこ、ラファエラ・コハニ・アオキさんは、シズエさんとは知らずに目撃しており、犯人グループは一見男女の痴話喧嘩に見えるように大声で叫ぶなどの演技をしていたという。
 直後に3発の発砲音が聞こえ、2発がトミエさんの腹部と頭部に命中。現場近くにいた父も、トミエさんと知らず救出に駆け寄った。トミエさんは意識のない状態で救命病院に運ばれたが、そのまま亡くなった。
 発砲後、犯人グループはトミエさんの車を奪って逃走した。トミエさんの車はボピランガ地区で放火された状態で見付かった。事件は強盗殺人として市の総合捜査本部警察署が捜査にあたっている。

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