東西南北

 レコルデ局の人気番組「ファゼンダ」で共演女性に強姦行為を行った疑惑で番組を追われたファンキ歌手ネゴ・ド・ボレルが4日の朝、姿を消し、母親が「行方不明になった」と警察に通報したため、騒然となった。それは、彼が番組を追われた際、無実を主張し、「黒人だから人種差別を受けた」などと訴えていたため、「悩んだ末の自殺」も考えられたためだ。だが翌5日、リオ市北部ヴィラ・イザベルのモーテルで発見された。発見時は女性2人が同伴していたとの報道もあった。だがその後、本人は1人でおり、薬を服用して寝ていたと訂正されるなど、疑惑と混迷を深めている。ネゴは失踪の理由を、「1人になりたかった」と説明。同伴女性がいたという話を否定し、母親に謝罪したが、降板騒動の後のことだけに気にかかる。
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 4日、大サンパウロ都市圏カラピクイーバで35歳の男性が6トンの肉の強奪容疑に関与していた疑いで逮捕された。容疑者は同日13時頃、ジャルジン・サンダニエル区にある廃業後の洗車場で、保冷車から大量の肉を積み降ろしているとの通報を受けて駆けつけた警官から職務尋問を受け、盗品故買の容疑で現行犯逮捕された。現場からはビニールシートに覆われた大量の肉も押収された。肉と保冷車は40歳の男性と21歳の妻が2人組に襲われ、強奪されたもので、車両と肉の一部(5・5トン分)は所有者に返却された。強盗犯はまだ捕まっていない。
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 今日7日、ブラジリア時間の20時30分より、サッカーのW杯南米予選のブラジル対ベネズエラ戦が敵地で行われる。相手は9試合で1勝7敗1分で最下位のベネズエラだが、南米地区のチームは国際的に見ればどのチームもレベルが高いので油断は禁物。セレソンとしてはとりこぼしをすることなく、手堅く9連勝といきたいところだ。