東西南北

 27日に行われたサッカーのブラジル杯準決勝第2試合。マラカナンでのアトレチコ・パラナエンセとフラメンゴの対戦は、フラカン(パラナエンセ)が3―0で圧勝。第1試合との合計で5―2とし、決勝に進出した。また、セアラー州でのフォルタレーザ対アトレチコ・ミネイロは、2―1でガロ(ミネイロ)が勝利。ガロも、合計スコアで6―1と圧倒しての進出となる。決勝戦の日程は未定だが、フラカンが勝てば2年ぶり、ガロが勝てば7年ぶり2度目の優勝で、リベルタドーレス杯への進出権を獲得する。全国選手権での実績でいえば、断トツで首位のガロが有利だが、フラカンも底力と意外性があるチームだけに、決して侮れない。
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 昨日も報じた、両性愛者差別発言で問題となった男子バレーのマウリシオ・ソウザの騒動は、問題がさらに大きくなり、所属のミナス・テニス・クルーベでの扱いが「アファスタ(出場停止)」から「リシンド(契約解除)」に発展していた。男子バレー代表チームのレナン・ダル・ザット監督も「差別発言者に代表の座はない」と厳しい発言を行っている。また、バレー界では珍しい同性愛の選手として有名なドウグラス・ソウザは、「記念すべき日だ」とマウリシオへの処分を喜んでいる。
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 28日未明に大サンパウロ都市圏で雨が降り、カンタレイラ水系の同日午前9時現在の月間降水量が147・7ミリまで上がった。他の水系より降水量で出遅れていたアウト・チエテでも97・6ミリ、グアラピランガでも98ミリに達している。あと、まだ数日、降水が期待できるので、なんとか100ミリ台に達して11月を迎えて欲しい。