ぶらじる川柳通巻231号=全伯川柳誌上大会の結果発表

231号表紙

231号表紙

 『ぶらじる川柳』(ぶらじる川柳社)の通巻231号が11月10日に発刊された。『弾琴集』では23人が投句した川柳を4句ずつ掲載している。全66頁。
 また、同巻では第68回全伯川柳誌上大会の結果も掲載している。応募投句数は204句、課題吟『大事』『余る』『自由吟』の三部門で各部門二句までの投句。
 3部門の総合得点から選ばれる『ぶらじる川柳賞』の1位には61点を獲得した青井万賀さん、続いて2位に那須アリセさん(57点)、3位に高橋和子さん(51点)が選ばれた。
 部門ごとでは課題吟『大事』に青井万賀さん「『おだいじに』このひと言にある重み」、課題吟『余る』は那須アリセさんの「親心余す事なく子に与え」、自由吟に須賀とくじ「苦労した人は苦労を口にせず」がそれぞれ選ばれた。
 川柳のほか、随想に大塚弥生さんの『認知症とアルツハイマー症どうちがう?』や白駒妃登美さんの『国民に罪を犯させない』、詩に島田喜久枝さんの『寺院の鐘』、斉藤蒼山『心閉ざして寂しき夜は』の2作なども掲載されている。