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《ブラジル》帰国者にもオミクロン感染の疑い?=南ア諸国からの入国に制限=ブラジル人旅行者は2週間隔離

ワクチン接種が最大の武器と語るケイロガ保健相(Marcelo Camargo/Agencia Brasil)

 【既報関連】25日以降、世界中が南アフリカを起源とする新型コロナの変異株「オミクロン」への対応に追われ、感染者が出たり、南アフリカ諸国からの入国を禁じたりする国が続出しているが、ブラジルでも感染の可能性のある帰国者が出るなど、対応に迫られていると26~29日付現地紙、サイトが報じた。
 オミクロンによる感染拡大を恐れる国は、南アフリカ諸国やこれらの国を経由してきた旅行者の入国禁止と自国の旅行者への隔離を命じるか、全ての外国人旅行者の入国禁止かのいずれかの形の入国制限を始めている。

 ブラジルも29日から、南アフリカ、ボツワナ、レソト、スワティニ、ナミビア、ジンバフエの6カ国からやこれらの国を経由した旅行者の入国を禁じ、ブラジル人には2週間の隔離を命じる措置を導入。国家衛生監督庁(Anvisa)はアンゴラ、マラウイ、モザンビーク、ザンビアも対象に加えるように進言している。
 また、28日には、南アフリカを経由し、27日にエチオピア空港で帰国したブラジル人男性が到着後のPCR検査で新型コロナへの感染確認と報じられた。男性は搭乗前の検査では陰性で無症状だったが、空港での検査で感染が判明し、自宅隔離に入った。男性の経過は地元の医療機関が観察するが、保健省も逐次報告を受ける事になっている。
 ケイロガ保健相は26日以降、オミクロンは感染力が強いとされており、ワクチン接種が最大の防御で、マスク着用や手洗いなどの防疫対策継続の必要があることを、繰り返し訴えている。
 なお、南アフリカ諸国訪問中のブラジル人やこれらの国を経由する便で帰国する予定だったブラジル人にも、航空便キャンセルその他の影響が出始めている。

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