東西南北

 サッカーの全国選手権は、明日9日に一斉開催される最終節の三つの試合で、G4(リベルタドーレス杯に予選なしで進出できる4位以上)とZ4(2部降格の17位以下)が決まるという、緊迫した展開となった。4位コリンチャンスは17位のジュヴェントゥーデと、コリンチャンスを勝ち点差2で追うフォルタレーザは16位のバイアと対戦する。ジュヴェントゥーデとバイアとの勝ち点差はゼロだから、この2試合の結果いかんで、4位と17位が入れ替わる可能性があるゆえに注目が集まっている。
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 だが、この日の注目点はそれだけではない。コリンチャンス、フォルタレーザが共に勝利し、ジュヴェントゥーデとバイアを勝ち点差3で追う18位のグレミオが最終戦で勝利した場合、グレミオが逆転して16位にあがるためだ。グレミオの最終戦の相手は優勝を既に決めているアトレチコ・ミネイロ。相手としては厳しそうだが、ガロ(ミネイロ)は12日にブラジル杯の決勝が控えているので、9日の試合には全力を注いでこない可能性がある。他力本願ではあるが、グレミオの逆転は起こりうる。
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 コロナ感染拡大の懸念から、年越しイベント「レヴェイロン」を中止する市が相次いでいるが、レヴェイロン中止を発表済みのリオ市では、エドゥアルド・パエス市長がクラウジオ・カストロ知事と会い、恒例のコパカバーナ海岸と市中央部での花火は行いたいとの意向を伝えたところ、同知事も賛同しているとか。最終判断はカストロ知事と同州科学委員会の間の話し合い次第だが、どうなるか。