《ブラジル》サービス業10月は前月比で1・2%減=堅調だった回復基調に陰り

 第4四半期の最初の月となる10月に、サービス業が前月比で1・2%減少していたことが明らかになった。14日付現地サイトが報じている。
 これは、14日にブラジル地理統計院(IBGE)が出した調査結果で明らかになった。それによると、サービス業は9月との比較で1・2%減り、9月に記録した0・7%減に続く減少となった。
 10月の業績に関して、市場は0・1%程度の微減と予想していたが、それを大きく下回る結果となった。
 IBGEによると、減少が目立つのは「通信、情報」の1・6%減や、「その他のサービス」の6・7%減だ。また、「経営、経営支援」でも1・8%減、「運輸、保管、郵便」も0・3%減を記録した。

 唯一上がったのは、宿泊や食事その他の「家庭向けサービス」で2・7%の上昇を記録した。
 サービス部門はパンデミックによる影響からの回復が比較的早く、8月までの時点で、「パンデミック以前」の2020年2月時点と比較しても4・1%の経済成長となっていたが、10月現在ではそれが2・1%増にまで落ちている。それでも、昨年10月と比べると7・5%増となっている。