■訃報=卓球監督の小林マウリシオさん

小林マウリシオさん

小林マウリシオさん

 卓球監督の小林マウリシオさんが8日、サンタカタリーナ州ジョインビレ市で開催された卓球大会後に体調を崩し、救命救急病院に搬送されが2度心肺停止となり亡くなった。享年74歳。
 葬儀は16日午後8時からサンパウロ市プラナウト・パウリスタ区の教育施設IMSJT(Instituto Meninos de São Judas Tadeu)内のサンジョゼ教会(Av.Itacira, 2801)で。後にジョインビレ市のクレマトリオ・カタリネンセで火葬される。
 小林監督は急逝前に、同日の女子ユース部門に出場し見事優賞したフカセ・タミレス選手の監督を務めていた。フカセ選手が勝利を収めた後にブラジル卓球連盟(CBTM)が行ったインタビュー(https://youtu.be/XcACgfOCJpQ)では優賞を喜ぶ姿が映されている。
 小林監督は多くの優秀な選手を輩出しており、過去にブラジル代表として4度のオリンピック出場をしたオヤマ・ウーゴさんも若い頃に指導を受けていた。
 ブラジル卓球を革新した1人と言われ、1980年代に汎米大会代表チームにオヤマ選手やカルロス・イサム選手、エドソン・タカハシ選手、クラウディオ・カノ選手などの若手選手を起用し育成を行った。ブラジル外との交流があり、ブラジル卓球の国際的な地位を高める事にも貢献した。