樹海

  • 樹海

     イスラム国の人質殺害事件は本当にやるせない。物見遊山で行ったわけではなく、報道などを通じて平和を願う純粋な思いからのものだけに憤りを覚える。世界中の哀悼の意が伝えられているが、こうした事件が起きると

  • 樹海

     1月31日、連邦直轄区で23歳の若者が運転するポルシェが立ち木に激突し、大破する事故が起きた。車は3日前に父親が買った物で、事故の前日に保険契約を終えたばかりだった▼これを聞き、12年3月17日、当

  • 格差拡大する世界からみた日本のすごさ

     話題のフランス経済学者トマ・ピケティ著『21世紀の資本論』の概要は《資産によって得られる富の方が、労働によって得られる富よりも速く蓄積されるため、資産家はより裕福になりやすく、資本主義経済が続く限り

  • 「デカセギ」から「在日ブラジル人」へ

     ついつい「デカセギ」という言葉を使いがちだが、考えたほうがいい時代になったようだ。日本のポ語雑誌『アウテルナチーヴァ』21日付電子版は《在東京ブラジル総領事館で20日に開催されたブラジル・ビジネス・

  • 樹海

     昨年末から年初にかけて、約1カ月の休暇をとった。年に1度、思う存分羽を伸ばせるのがブラジルの良さだ。いや、むしろそれが世界の標準かもしれないが▼今年は、バイーア州都サルバドールを訪ねた。海が望めるホ

  • 「日本とブラジル、どっちの方が良い?」

     「日本とブラジル、どっちの方が良い?」―道端で偶然つかまえた非日系のタクシー運転手から、そう聞かれた。コラム子が日本生まれだと分かると、多くのブラジル人はそう尋ねる。日系人の多くが日本に向かうデカセ

  • 樹海

     24日付2面でも取り上げたが、ペトロブラスを巡る大型汚職「ペトロロン」で告発された企業の一つ、エンジェヴィックスの副社長の弁護士が「ペトロロンは労働者党(PT)が政権維持のために仕組んだもの」との文

  • 樹海

     アルゼンチンの戦前移民の女性宅に食事に招かれたことがある。移住以来、日本に帰ったことがなく、「食事も現地のものばかり。口に合うかどうか」と恐縮気味。何を作っているのかと尋ねると、「日本語でなんと言っ

  • 今年はゆがみを正す年に

     「原油価格が世界的に大幅下落をする中、唯一ガソリンが上がっている」そう経済評論家はブラジルを卑下する。財政政策のゆがみを正すべく、レヴィ財相が燃料増税を発表したからだ▼当地経済の要はペトロブラス(石

  • 樹海

     阪神淡路大震災から20年。我が家はあの年、日本で年を越し、次女の妊娠を確認した後、震災前夜の16日夜、ブラジルに戻る飛行機に乗った。何も知らずにブラジルの空港に着き、迎えに来た人達から「大丈夫だった

Back to top button