樹海

  • デラソン・プレミアーダとは何か

     「Delação Premiada」(DP=褒賞付き内部告発)という聞きなれない言葉が世間を騒がせている。37人もの与党政治家や大臣、知事が関係したペトロブラス(PB)贈収賄疑惑の裁判において、減刑

  • 短歌大会の怪作、快作

     全伯短歌大会の投稿には、入賞しなくても実に面白い歌が多々見られる。「コレアかと訊かれてすぐにジャポーネースと答える吾はブラジル生まれ」(水野昌之)などは、まるで川柳のように軽やかに二世の心情を詠んだ

  • 聖地建設は信者の手で

     ブラジル本門佛立宗が、茨木日水上人の悲願だった「佛立植民地」建設に向け、第一歩を踏み出した。法塔、寺、修行道場や福祉施設を併設し、それらを〃聖地〃化する壮大な取り組みだ。生長の家、PL教団、世界救世

  • 《記者コラム》お経のポ語訳はあるのに、なぜ日本語訳はないのか

     「ブラジルから仏教を再興したい」―本門佛立宗が13日に行なった平和パレードで、そんな頼もしい声を聞いた。最初は「なぜ仏教が街中を行列?」と違和感があったが、林立する旗を見ていて「一種の一揆だ」と合点

  • 樹海

     南大河州の裁判所で13日、同性愛者1組を含む29組の合同結婚式が行われた。13日付2面にある放火事件後に会場が急に変更されたものだ▼コラム子の日記帳には友人や知人の結婚記念日や召天日、誕生日などが書

  • 特別な上訴の裏にあるものは

     日本政府が要請した3件目の国外犯処罰(代理処罰)は、まだ終わらない。二審で時効判決が出たパトリシア・フジモト被告に対し、判決を不服として州高等裁が上告した(7面に詳細)。身柄引き渡しを求めていた遺族

  • 汚職は一種の産業、それとも文化?

     ペトロブラス(PB)元幹部が超ド級の政権内汚職を暴露し、「メンサロン2」と呼ばれだした。PB社と取引したい会社が政治家に仲介を頼むと、契約額の3%をその会社が政治家に賄賂として渡すという仕組みだ▼両

  • 日本宗教界に期待すること

     ブラジル本門佛立宗が今週末、サンパウロ市で平和パレードを行う。同門宗務総長の木村日覚上人が集団的自衛権に反対の声を上げたことがきっかけだ。国民の間だけではなく宗教界でも懸念が高まっており、立正佼成会

  • 「日本文化の普遍性」の象徴としての日本館

     60年前、山本喜誉司がサンパウロ市四百年祭協力委員会代表となり、日本館建設に尽力した。独系、伊系など他コロニアも協力したが仮設、日本勢だけ本格的な恒久施設を作った。そこに山本の戦略があった。勝ち負け

  • 樹海

     サンパウロ市南部のファヴェーラで7日夜起きた火災では、最初に駆けつけた消防車2台に水がなく、消火栓も2年前の設置時から問題があって初期消火が遅れた▼干ばつのために火災が起きても消火活動が思うように出

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