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コラム

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コラム オーリャ!

 歴史的に繋がりの深いイベリア半島の文学史を学んで初めて、ブラジル文学の「とば口」に立てるのではないか。  サンパウロ市立図書館の正面にあるセルバンテスとカモンエスの像を見るたび、その実感は強まる。セルバンテスに比べると、日本人にはややなじみ薄だが、カモンエスは十六世紀ポルトガルの詩人だ。  ユーラシア大陸最西端ロカ岬を詠んでの ...

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コラム 樹海

 四月二十九日の「みどりの日」を「昭和の日」にする改正祝日法案が参院本会議で可決され2007年から実施されることになった。もともと今の「みどりの日」は昭和天皇の誕生日であった。1989年に昭和天皇が亡くなられたときも「昭和の日」とする意見が多かったのだが、当時の社会党が反対の動きを見せたこともあり「みどりの日」になったの経緯もあ ...

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東西南北

5月14日(土)  フォンテレス検事総長は十二日、ジュカー社会保障相に対してもアマゾナス銀行の公金横領事件で捜査許可を最高裁へ申請した。同相は閉業状態にあった同相所有のフランゴノルテに同銀行から融資を取り付け、融資の担保に幽霊農場七カ所を入れた。監督官がフランゴノルテの閉業を確認した後に融資金は支払われ、誰が支払いを許可したのか ...

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大耳小耳

5月14日(土)  富山県人会は来る十月、創立四十五周年、富山県・サンパウロ州友好提携二十周年を祝う記念式典を行う。母県も力を入れるようで、すでに「記念行事を開催したい」と言ってきている。イベントに見込まれる経費は四万二千レアル。友好協定記念行事についていえば、県は応分の予算を組んでいるだろう。だからといって、県人会としても全面 ...

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コラム オーリャ!

 某日(木曜日)、社会保険院のピニエイロス事務所に行った。郵便の届け先変更手続きだった。以下は「体験」である。  午後二時少し前到着。整理券を受け取り、八十ほどある待ち合い席についた。十数番待ち。目の前にパソコンが十二台あり、職員十二人が仕事できるようになっていた。しかし、職員は二人しかいない。しかも、ときどき一人が席を立つ。だ ...

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コラム オーリャ!

 選挙が終わって肩の荷下りて、電話ではなく、靴底を減らしての取材中、サ紙の『移民七十年記念特集』が目に止まった。  元皇太子夫妻の来伯がやはり、大きなトピックだが、ブラジル通で知られた黒沼ゆり子、毎日新聞の滝本道生編集委員、そして現役のサンパウロ州高裁判事だった渡部和夫の三氏による対談がある。  文協が話題に挙げられ、「ブラジル ...

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コラム 樹海

 日本語センターが来月『就職のための日本語会話』を刊行するという。デカセギ向けの教材である。センター運営に企業経営感覚を持ち込んだと評される谷広海理事長の、就任以来、目論んできた仕事の一つだ▼センターの事業の柱は、教師養成と教材開発だと思われるが、教材開発はこれまで、学校の「教科書」的なものが主体だった。出稼ぎ支援を絡ませた今度 ...

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東西南北

5月13日(金)  南米アラブ首脳会議は「ブラジリア宣言」を採択し、十一日に閉幕した。宣言はテロ行為を非難しながらも、外国の占領に抵抗する権利を強調した。また宣言文には、最も重要な文句「民主主義」が盛り込まれなかった。ルーラ大統領は全体の総意を盛り込むのが民主主義だと、苦しい弁明をした。野党はPTの旗印「民主主義」を引っ込めたの ...

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大耳小耳

5月13日(金)  来る六月はフェスタ・ジュニーナの季節。各地の日本語学校は親睦のため生徒およびその家族ぐるみのフェスタをするのが習慣というか、常識。サウーデ文協日本語学校は、この時期、あえてフェスタを取りやめ、ややもすれば希薄になりがちな「日本文化の存在」を確たるものにするための文化祭をやるとか。美味しいものを体験させて盆踊り ...

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コラム オーリャ!

 「あなた、二世?」。昔のように移民が来なくなったためか、それともコロニアに同化してしまったからか。初対面の人に、そんな質問を受けることが増えた。  何気なく、「一世」と答えている。相手が非日系人でない限り、「日本人」とはまず言わない。  日本から派遣された専門家三人と、先日会食した。両語の使い分けについて、話が盛り上がった。三 ...

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