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2005年

「マリード夫は非日系ブラジル人」=移住して改めて〝日本人〟を意識=連載(7)=「日本文化大切に」と思う=葉子さん=日語教師として伝承を

2005年10月1日(土)  「日本を離れて初めて日本文化を大切にしたいと思った」。大原ジニス葉子さん(29)は、サンタカタリーナ州都フロリアノポリス市にあるニッポカタリネンセ協会で日本語教師として活躍している。「日系社会と直接関わりはないけど、伝統的な日本文化を子どもたちに伝えていこうと力を入れている方々を素晴らしいと思う」と ...

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「マリード夫は非日系ブラジル人」=移住して改めて〝日本人〟を意識=連載(6)=仕事が楽しいから居る=幸子さん「ブラジル、どちらかというと嫌い」

2005年9月30日(金)  今までに行った外国は、パリ、ロンドン、ミラノ、ニューヨーク…。「まさか私がブラジルに住むなんて全く考えていなかった」。現在、サンパウロ市内にあるセイント・ニコラス・ブリティッシュスクールで日本文学を教えている幸子・デ・バーロスさん(37)は来伯当時のブラジルの印象をこう話す。飛行機からファベーラが見 ...

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「マリード夫は非日系ブラジル人」=移住して改めて〝日本人〟を意識=連載(5)=夫婦で日本文化伝承活動=藍さん=教えたい「日本にもうサムライいない」

2005年9月29日(木)  「日本文化をブラジル社会に伝えたい」と、夫婦で文化伝承活動を行っている田中藍さん(28)は現在、サンパウロ州クリスタイス・パウリスタ市に住んでいる。部屋のいたる所に陶器や日本の絵が飾られている。夫のアリエル・シャロンさん(26)は、同市のスポーツ文化観光局長を務める。その傍ら、夜はフランカ大学で商業 ...

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「マリード夫は非日系ブラジル人」=移住して改めて〝日本人〟を意識=連載(4)=心開いて話し合える国=えり子さん=大好きな大らかさ

2005年9月28日(水)  「心を開いて素直に人と接することができる国」。ブラジル生活十五年になるえり子・安藤・ドス・アンジョス・コスタさん(42)は、二十一年間日本で働いた経験がある夫を持つ。  「何だかそろそろ空気を変えたい」。えり子さんは会社を辞め、ブラジルにいる知り合いを訪ねて二ヵ月間旅行をすることに。渡伯するに当たっ ...

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「マリド夫は非日系ブラジル人」=移住して改めて〝日本人〟を意識=連載(3)=移民の歌う『君が代』に〃じーん〃と=さおりさん=今、現地日会の会員 

2005年9月27日(火)  永住を覚悟で渡伯、当地での生活が約十年目になる富山県出身の本庄さおりさん(36)は、「雪国育ちだからこの暑さが辛い。それが今でもブラジルを好きになれない理由」だと言う。現在、ペルナンブッコ州ペトロリーナ市で医者の夫と、三人の子どもと共に生活している。  「来た時は全てが日本と違って、ただ唖然とした。 ...

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「マリード夫は非日系ブラジル人」=移住して改めて〝日本人〟を意識=連載(2)=生きることの困難と楽しさ=亜希子さん、初めて知った

2005年9月24日(土)  アメリカに一年留学し、エステティシャンの資格を取得した宮崎亜希子さん(38)は、去年二月からゴイアス州都ゴイアニア市に美容室を開店した。渡伯前に働いていた経験を活かし、今年六月からは洋服屋も営んでいる。  「この仕事は人間模様がよく見える」と宮崎さん。「ゴイアニアの人はほとんど一人では美容室に来ない ...

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「マリード夫は非日系ブラジル人」=移住して改めて〃日本人〃を意識=連載(1)=サンバに魅せられて=ゆかさん=欲しいものは必ずわが手に

2005年9月23日(金)  「まさかブラジルに住むなんて思っていなかった」。ブラジル人との結婚を機に永住を覚悟で渡伯した日本人女性たち。北はゴイアニア州から南はサンタカタリーナ州へ移住した。食事、言葉、生活、考え方…全てが違うこの国で文化の壁を乗り越えながら生活してきた。豊かな国日本から移り住み、ギャップに驚いたこともしばしば ...

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デカセギ教育=シンポジウム=連載(4)=外国人子弟の重要な問題=高校や大学への進学

2005年9月22日(木)  伯日比較教育シンポジウムで十日、日本の国立国語研究所から参加した日本語教育部門第二領域の野山広領域長は、外国人子弟の「高校や大学への進学はもっとも重要な問題だ」と指摘した。  現在、東京都の公立中学校生徒の約一%が外国人だが、高校では〇・六%に減少してしまう。「高校へ行けなかった、行かなかった子がた ...

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デカセギ教育=シンポジウム=連載(3)=日本の学校は一般に一律=「外国人の側面」隠される

2005年9月21日(水)  伯日比較教育シンポジウムで十一日、日本から参加した甲南女子大多文化共生学科(兵庫県神戸市)のリリアン・テルミ・ハタノ助教授(37)は、最新の教育現場事情を説明した。日本滞在は十二年と長く、滋賀県の「子どもクラブたんぽポ」などのコミュニティ支援センターでも活動するなど、現場の経験をつんでいる。  ブラ ...

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ボリビアでJICAが支援活動=出産ケア向上目指して=連載(下)=医療施設の連携重要=ブラジルの成功例も参考

2005年9月20日(火)  連邦政府保健局、州保健局、JICAが三位一体となり、ブラジル・セアラー州の母子保健改善を目的に立ち上げた「光のプロジェクト」。九六年から五年間にわたって、保健従事者の能力向上に貢献した。  対象地区となったフォルタレーザ市を中心に今年七月、ボリビア人医師二人が研修を受け、レベルの高い母子保健を地元に ...

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