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2012年

第9回(最終回)=更なるブラジル進出はあるか=法的整備も今後の課題

ニッケイ新聞 2012年6月26日付け  【久慈】日本の企業はあんまり見てない。「ブラジル? アマゾン?」って人まだいますよ。『すき家』『キッコーマン』も先見の明がある。他のメーカーなんか市場と認識すらしてない。 —やっぱりそのレベルですか? ちょっと前と比べて見たら、ブラジルへの見方は変わってきたと聞きますけど。  【高山】ラ ...

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日本に戻るか定住か=デカセギ大量帰伯世代=(8・終)=悪イメージ脱却できるか=〃高定中迷低帰〃現象?

ニッケイ新聞 2012年6月23日付け  神奈川県にある在日外国人向け健康保険会社「ビバビーダ メディカルライフ社」の代表取締役、野口重雄さん(55、東京)に「帰伯者と日本居残り者の違い」についての印象を聞いた。野口さんは外国人労働者問題協議会の事務局長を務め、長年デカセギの問題に関わっている。  日本に残った人には「先を見越し ...

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第8回=辻調理師専門学校のレストランとは=本物伝えるのは〃大義〃

ニッケイ新聞 2012年6月23日付け  【久慈】NYでオープンしたばかりのレストラン「ブラッシュ・ストローク」は辻調理師専門学校がNYの高級フランす料理店「ブーレイ」と組んで作った懐石専門店。140、180、250ドルの3コース。すごいのはバーにもNY一のカクテリスト、NYナンバーワンの酒ソムリエがいて、ドリンクを全て担当する ...

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日本に戻るか定住か=デカセギ大量帰伯世代=(7)=就労経験をブラジルで活かせ=「規律と生産性身に付けよ」

ニッケイ新聞 2012年6月22日付け  与儀花城トシアキ・イウトンさん(48、三世)=サンパウロ市在住=は、東日本大震災を体験して生き残り、その経験を帰伯後に活かそうとしている数少ない日系人だ(4月11日付本紙7面掲載)。デカセギとして訪日し、原発で有名な宮城県女川市に住んでいた。  訪日のきっかけは、18年間も同町に住んでい ...

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第7回=何故ない?醤油味シュラスコ=一度味が分かれば落ちない

ニッケイ新聞 2012年6月22日付け  —シュラスカリアに寿司や刺身、醤油はあるのに肉の味付けに醤油を使わない。  【森】一つは、まず今まで伝える側がちゃんと伝え切れてない部分があります。先ほど触れましたけど、数字を見るとまだ寿司刺身の日本食の域を出てないレベル。 —でも「すき家」を見れば、牛肉に醤油の味が美味しいと思われてい ...

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日本に戻るか定住か=デカセギ大量帰伯世代=(6、番外編)=「日語でブラジル変えたい」=在日経験きっかけで教師に

ニッケイ新聞 2012年6月21日付け  日本で過ごした経験を当地での就職と、人生のやりがいにつなげた幸運な例がある。「教師は世界で一番良い職業だと思う」。サンパウロ市の大志万学院の教師、滝内バルチーラさん(26、四世)は流ちょうな日本語でそう断言する。  サンパウロ州ガルサ出身で非日系の父、日系三世の母を持つバルチーラさんは、 ...

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第6回=比べ飲み文化知ってほしい=米国、東西の違い大きく

ニッケイ新聞 2012年6月21日付け  —「すき家」の2015年100店は、東京本社で考えたことですか?  【高山】いや、私が考えたこと。実現するんじゃないかな(笑)。  —どこまで看板出しますか。州越えますか。  【高山】超えないと出来ないと思います。 —例えば、アマゾンやバイーアまで。  【高山】いやそれはない。ちょっと難 ...

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日本に戻るか定住か=デカセギ大量帰伯世代=(5)=「子供の教育をブラジルで」=学齢期迎えて帰伯を決意

ニッケイ新聞 2012年6月20日付け  日本で中学、高校と学歴を重ねたデカセギ子弟は、一般にそのまま就職して社会人生活をはじめる。逆にブラジルで大学に入ればそのまま当地で就職、結婚となる可能性が高い。  つまり学齢期をどちらの国で過ごすかは、子供の一生を左右する重大な問題だ。そのことを意識する親ほど、どちらの教育を選ぶかで悩む ...

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第5回=若い世代への浸透が必須=間口を広げるのが課題に

ニッケイ新聞 2012年6月20日付け  —若い人が貪欲に外国文化を受け入れ、美味しいものにはお金を払う人たちも増えてきた。一方、「すき家」が店舗展開しているのは若い学生の多い場所。「バールで15レより牛丼10レ」。若い人が醤油味の牛肉と米をかきこむ。箸を使って。この『丼文化』が10年20年と続けば、日本食を楽しむブラジル人の裾 ...

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日本に戻るか定住か=デカセギ大量帰伯世代=(4)=「もう日本に戻らない」=馴染めなかった就労体験

ニッケイ新聞 2012年6月19日付け  日伯の行き来を繰り返し、経済危機や個人的な事情で引き挙げたことをきっかけに、訪日の選択肢をきっぱり断ち切った人もいる。今回紹介する二人は60過ぎであり、もう少しで年金受給年齢になることも、帰伯を促す理由だったようだ。  80年代半ばから始まったデカセギブームももうじき30年を迎える中で、 ...

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