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コーヒー豆 関連記事

仏壇に供える朝一番のコーヒー

 文協で「移民の日」に行われた開拓先亡者法要では、今年はお供え物が餅からコーヒー豆に変わった。これは、仏教連合会内の準備会議で、コレイア教伯会長が発案したとのこと。 コレイアさんにその理由を尋ねると、「初期移民はコーヒー農園で働くための渡伯でした。開拓者先亡者慰霊法要ということで、その想いを偲ぶには、もちろんお米、お餅も良いです ...

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五輪にまつわる興味深い話いろいろ

ブラジルも日本も、いったい何人の選手がリオ五輪の金メダルを手にするのか(Foto: Tomaz Silva/Agência Brasil)

 「日本移民の日」108周年記念の五輪特集号別冊が本日出るにあたり、オリンピックに関わるうんちく、興味深い話を集めてみた。リオ五輪では「206カ国・地域」から選りすぐりの「1万500人」が参加する。大会に参加する馬の数だけで315頭、使用されるテニスのボールは2万5千個にもなる▼今回のノビダーデ(新鮮味)のある競技は二つ。92年 ...

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日本移民108周年記念=囚人の署名 平リカルド著 (翻訳)栗原章子=(6)

 農園主が雇用者に対して行っている搾取はあきらかだった。彼らは自分たちの不正を隠そうとして、一九二九年にニューヨークの株市場で起きた世界大恐慌をたてにとって、安い賃金を支払いつづけていた。この世界大恐慌は主要銀行を倒産に追いこみ、アメリアの住宅システムの借財は膨れ上がる一方となり、富める国ほど生産に大きな支障をきたし、紙幣はたん ...

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「ある日曜日」(Um Dia de Domingo)=エマヌエル賛徒(Emanuel Santo)=(44)

「お互い久しぶりに会われて、話したいことがたくさんあったでしょう」「ええ、まあ。でも、話題の中心はこれでした」 木村社長は、ジャケットの内ポケットから折りたたんだ書類と一枚の写真を取り出して、私とリカルドに見せた。「例の出生証明書のオリジナルですよ!」と、リカルドが驚きながら言った。「この出生証明書の父親の欄は空白なので、カロリ ...

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「ある日曜日」(Um Dia de Domingo)=エマヌエル賛徒(Emanuel Santo)=(41)

 さすがは「ヒルズ族」を目指す社長、乗っている車はメルセデス・ベンツのSLクラス。たぶん、日産サニーの新車が10台くらい買える値段だ。服装も休日らしく、ストライプのシャツにラフなジャケットで決めている。「今日は、わざわざご足労いただいてすみません」「いえいえ。えーっと、こちらは?」「リカルド田中さんです。死んだカロリーナさんの旦 ...

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チエテ移住地の思い出=藤田 朝壽=(10)

 祖母も起き出しておくどさんに火を燃やしている。ゴーゴーとコーヒー豆を挽く音がする。やがて祖母は大きなカネッカにコーヒーを注いで持ってきてくれる。 七月の朝寒に飲む熱いコーヒーは香りも高く何ともいえぬ旨さだ。 馬を曳き出して鞍を置き荷物をとり付けていると、蹄の音が聞こえてきた。 私はオーバーを着、祖母に「行ってきます」と声をかけ ...

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オペラ歌手の鶴澤さん=日ブラジル国歌で両国をつなぐ=公演依頼を受付中

「どこでも喜んで歌いに行きます」と鶴澤さん

 全国の護國神社を巡拝し日本国歌を奉唱しているオペラ歌手の鶴澤美枝子さん(64、香川)が5月末から当地に滞在、各地で公演を行い日伯両国歌を披露している。  オペラ歌手暦48年になる彼女は、4年前から「君が代」を歌い始め、日本各地の神社で奉唱を行ってきた。現在はブラジル国歌にも取り組んでいる。「心を込めて国歌を歌うことで、各国の友 ...

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『一粒の米もし死なずば』=レジストロ地方の百年描く

表紙

 本紙がレジスト地方入植百周年を記念して2013年から14年にかけて127回連載した記事が、日本で『一粒の米もし死なずば』(無明舎、2014年、50レアル)として昨年11月に刊行され、ようやく当地にも届いた。  ブラジルといえば誰もが「コーヒー」と連想する世界最大のコーヒー豆生産国において、日本人が戦後〝紅茶の都〟レジストロを築 ...

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ニッケイ新聞の本『一粒の米もし死なずば』紹介

『一粒の米もし死なずば』

注文は無明舎までhttp://www.mumyosha.co.jp/docs/14new/hitotubu.html 《〝面白い〟というと語弊があるかもしれないが、出来の悪い推理小説よりもはるかに刺激的で、歴史上のナゾを解き明かしながら連鎖的に叙述が繋がっている歴史物語となっている》『ブラジル特報』2015年1月号 《外国への関 ...

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リオ五輪で抗議行動は起きるか?=不発に終わったW杯での抗議行動

W杯開幕戦の観客席の様子(6月12日、Foto: Ricardo Stuckert CBF)

 いうまでもなくサッカー選手の大半は貧困層から生まれている。世界に誇る優秀な選手が輩出される裏には、教育が行き届いておらず、サッカー以外に社会上昇の手段があまりない、という格差社会の現実が前提としてある。  人口の大半を占める貧困層からスポーツの逸材をサッカーに集め、莫大な投資をしてエリート教育をする構造がある。例えばサントスF ...

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