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パラグアイ 関連記事

第46回県連故郷巡り=悠久と躍動の北西パラナ=(11)=アサイ移住地から大挙入植

全員で記念撮影

 戦前から戦中にかけてマテ・ラランジェイラ社は、川上の南麻州ポンタ・ポランから川下のイグアスまでの流域全体に強い権益を持ち、栄華を誇った。  ところが第2次大戦がはじまるとアルゼンチン政府はブラジル産マテ茶に規制をかけ始め、会社は苦境に立たされた。さらに1944年4月、ナショナリズム政策を進めていたゼッツリオ・ヴァルガス独裁政権 ...

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第46回県連故郷巡り=悠久と躍動の北西パラナ=(10)=ブラジルより亜国と関係の深い地

一行は船でパラナ川を遊覧し、グアイーラと南麻州を結ぶ3800メートルの橋の中間地点をくぐった。この橋のすぐ川下にセッチ・ケーダスがあっ

 バンデイランテスが破壊しつくしたグアイーラの町周辺が、再び脚光を浴びるようになるのはなんと300年後だ。1882年にトマス・ラランジェイラという商人がパラグアイ戦争で協力した功績により、ブラジル帝国から開発許可をもらったからだ。  会田さんによれば、トマスは「英国系アルゼンチン人」だ。彼の会社はパラグアイのコンセプシオンにマテ ...

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第6回南米婦人の集い=レジストロ、皆で村おこし=(4・終)=故郷偲ぶ土地に再訪願う

3日間過ごした土地で意見交換に力が入る

 最終日の17日は午前8時にホテルを出発し、セッテ・バーラス市の曲尾バナナ園の視察に向かった。  収穫したバナナの洗浄や、選定する工場で収穫から出荷についての説明を受けた後、バナナ農場の見学を希望する声が上がった。バスで揺られながら園内を移動し農場へ到着すると、婦人らは初めて訪れる農場でバナナの木を見上げ、「初めて見た!」と歓声 ...

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第46回県連故郷巡り=悠久と躍動の北西パラナ=(9)=元スペイン領、現パラナ州

中央がパラナ川。川上は浅瀬で中洲があり川幅が広い。セッチ・ケーダスを経て川下は急に川幅が狭くなる。右下がグアイーラの町。左上がマット・グロッソ州、左下がパラグアイ

 ラプラタ川の河口部から実に約2千キロもさかのぼった現在のグアイーラ周辺に教化部落が作られたのは1557年。なんと459年も前だ。  日本なら戦国時代、川中島の戦いが起きた年だ。ポルトガル人商人が種子島に流れ着いて鉄砲を日本人に伝えたのは1543年だから、教化部落開設の14年前。そんな時代にスペイン人はここまで来ていた。  サン ...

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第6回南米婦人の集い=レジストロ、皆で村おこし=(3)=各地の活動に刺激、茶畑視察も

夕日が照るおばあ茶んの茶畑で

 報告会には3年前の集い開催地となった、サンフジ婦人部組合(サンタカタリーナ州サンジョアキン)の降旗マリナさんも登壇した。同組合は数ある婦人団体の中でも、組合になるほど成長した団体だ。設立の経緯、現状について紹介した。  平均年齢60歳の組合員がりんごジュースやりんご羊羹などを製造販売している。ジュースは県連日本祭りでも販売され ...

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第46回県連故郷巡り=悠久と躍動の北西パラナ=(8)=トルデシリャス条約500周年の地

『トルデシリャス条約500周年記念式典』の記念切手を見せながら説明する会田清さん

 グアイーラの生き字引は、1958年3月サントス着のアフリカ丸で渡伯した会田(あいた)清さん(79、山形県)だ。同郷会の呼び寄せだった。  「陸路の道ができたのが1960年頃。僕がきた65年頃は、まだ原始林ばかり。雨が降ったらドロドロのテーラ・ロッシャでしょ。アサイから車でここに来るまでに、雨が降ったら一週間もかかった」と思い出 ...

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第6回南米婦人の集い=レジストロ、皆で村おこし=(1)=現地で息づく日本文化

SESC前で説明中の清水さん

 中央開発株式会社(CKC、山口達朗所長)などによる『第6回南米婦人の集い』が先月15、16の両日、サンパウロ州レジストロで行われた。バイーア、サンタカタリーナなど国内各地ほか、パラグァイからも婦人団体が集まり、約70人が交流を深めた。(國分雪月記者)  各地婦人会の連携強化を狙うこの事業。今年の集いはアルゼンチン、ボリビアの参 ...

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第46回県連故郷巡り=悠久と躍動の北西パラナ=(7)=豪快な戦後移民の劇的人生

マテ・ラランジャ社が建設した映画館を修復した劇場。ガイドから説明を聞く一行

 豪快な戦後移民、田口功さんの奥さんはイタリア系ブラジル人医師だった。多くを語らないが、田口さんがスーパー経営などの幾つかの事業で成功していたこともあり、治安問題に頭を悩ませていた。強盗がサンパウロ市南部の自宅を襲ったのを機に、彼女との安穏な余生を暮らすために10年前にカラガタツーバの海岸沿いに家を買ってサンパウロ市から移ってい ...

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第46回県連故郷巡り=悠久と躍動の北西パラナ=(3)=町誕生で続々とサンパウロ州から

福島完治さんと内村照子スエリさん

 9月30日(金)午後、故郷巡り一行は現地が誇る巨大企業ザエリ(Zaeli Alimentos LTDA)の工場を見学。夜はウマラマ文化体育協会で交流会が行われ、現地からは約30人が参加した。  町の人口は10万7千人、市制開始は1955年で、青年隊第1陣が到着する前年だ。つまり、日本人はほぼ市の歴史と共にある。北パラナ最大の都 ...

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南米相撲大会=男女ともブラジルが団体総合V=個人戦も表彰台を独占

団体優勝した伯国チーム

 ブラジル相撲連盟と南米相撲連盟は15、16の両日、南米相撲選手権大会を開催した。男子は21回目、女子は9回目となる今年は、サンパウロ市ボン・レチーロ常設土俵場が舞台となった。  伯、亜、パ、ベネズエラの4カ国から100人を越える選手が参加し、来年ポーランドで開催される世界大会の予選を兼ねた。  男女ともブラジルが団体で優勝し、 ...

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