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日本移民 関連記事

サントス強制立ち退き初ミサ=サンパウロ市、リオで冥福を祈る

 ブラジル法務省アネスチア委員会が呼びかけた、独裁政権時代の人権問題を振り返る「アネスチア週間」(Semana da Anistia)が22~28日であることから、全伯各地で関連行事が実施中。日系関係でも次の行事が予定されており、主催者は一人でも多くの来場を呼びかけている。  25日(木)午後6時からサンカエターノ市立大学(US ...

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大耳小耳

 最初の1週間は3つしかなかったリオ五輪ブラジル代表のメダルが、15日午後5時時点で計8個(金1、銀3、銅4)まで伸びてきた。とはいえ、「10位以内目標」のはずが、現在は29位と低迷…。それゆえに体操のオヤカワ・ノリ(銅)、遠泳の沖本ポリアーナ(銅)ら日系選手の健闘が光る。また日本移民がもちこんだ日系スポーツ「柔道」がメダル3つ ...

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ブラジル水泳界の英雄 岡本哲夫=日伯交流から生まれた奇跡=(5)=影の功労者、パジリア局長

戦後初の日の丸掲揚を讃えた記事(パウリスタ新聞1950年3月28日付)

 パカエンブーのプールに日章旗掲揚を許可したサンパウロ州体育局長は、戦争中に日本人プールの使用を特別に許可した時と同じ「パジリア氏」だった。 パウリスタ新聞1950年3月28日付には、パジリア局長のコメントが掲載され、《この大会に外国選手が参加するということはかつてなかった。この例を破ったこと、そのものに我々は非常な悦びを感じて ...

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ラファエラの金メダルは日本の勝利でもある

正座して応援団に感謝するラファエラ(Foto: Roberto Castro/Brasil2016)

 《黒人女性、貧困、リオ五輪初の金メダル、ブラジルの顔》―スペイン「エル・パイス」紙ポ語版10日付電子版はそう報じた。柔道家ラファエラ・シルヴァの金メダルはブラジルのものだが、実は日本の〃勝利〃でもある。日本の日本人にも心から喜んでほしい▼彼女はリオ市郊外の巨大貧民街「シダーデ・デ・デウス(神の町、以後CD)」という皮肉な名を持 ...

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実録小説=勝ち組=かんばら ひろし=(3)

 ところが相手はこれを松太郎への加勢と勘違いしたらしい、振り上げた鞭を今度は源吉に向けてきたのだ。はじめの数回はなんとかかわしていたもののバシッとまともに一発を食らうと対抗するしかなかった。軍隊時代に習った柔道の技が無意識に働いた。相手の利き腕をつかむと、ドウッと、一本背負いが見事に決まって、相手は地面に叩き付けれた。これが二、 ...

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リオ五輪開会式で顕彰された日本移民

日の丸をあしらった衣装で日本移民を演じる様子(Foto: Fernando Frazao/Agencia Brasil)

 実に美しい五輪開会式だった――あの光景を「世界の30億人がテレビ鑑賞、欧米メディアは絶賛した」とブラジルメディアは自賛している。やはり、ブラジル人はフェスタ上手だと痛感する。インディオが自然と共存することを、上から垂らした光る綱を、美しく綾なす形で表現する場面など幻想的の一言だ▼さらに夜8時過ぎになんと日本移民を表す一団が表れ ...

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実録小説=勝ち組=かんばら ひろし=(2)

 昭和の初期、アララクアラ沿線のこのコーヒー農場には数十家族の日本移民がコロノ(農作業者)として入っており、新来の源吉夫婦もその一員だった。 やがて支度が整うとエンシャーダ{鍬}を肩に、昼の弁当と水がめをぶら下げて、二人は揃って家を出た。朝の光を受けて、急速にもやが薄れ、濃い緑の草に朝露がきらきらと輝いていた。「この草取りも今日 ...

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日本移民108周年記念=囚人の署名 平リカルド著 (翻訳)栗原章子=(34)

第14章  店主となって 戦後、リオのドゥッケ・デ・カシアス町でも、ブラジルの軍部の守護神ルイス・アルヴェス・デ・シルヴァに敬意を表して賑わっていた。特に一九六一年にペトロブラス社の製油所ができてからは、大規模な労働者の雇用があり、地域の住民を正社員として雇用していたので、ドゥッケ・デ・カシアスの町は繁栄していた。 町の商店も潤 ...

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日本移民108周年記念=囚人の署名 平リカルド著 (翻訳)栗原章子=(30)

 兵譽(へいたか)の新しい住家となったドゥッケ・デ・カシアスの家を、エレオマルは退職金で買ったのだ。兵譽はこの友人の家に温かく迎え入れられた。それは何故このように温かく自分の世話するのかと不思議に思えるほどであった。 三十八歳になっていた移民の兵譽は、早く食い扶持を探さなければという義務感を感じるようになった。物書きになる夢を捨 ...

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【2016年移民の日特集号】ごあいさつ

ブラジル日本都道府県人連合会山田会長

移民の日に思うことブラジル日本都道府県人会連合会会長 山田 康夫 ブラジルの日本移民は今年108年、戦後の移住が再開されて63年になり、戦前、戦後を通じてブラジルに移住した日本人の数は25万人余、そして現在では190万人余といわれる日系人の中に占める日本人の数は3%を下回るといわれています。 しかしながら108年前に、コーヒー園 ...

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