ホーム | 東洋街 関連記事 (ページ 2)

東洋街 関連記事

イヴェス・ガンドラ・マルチンス=日本文化との接点は学友=渡辺マリオから母の話聞く

ドナ・マルガリーダについて語るマルチンスさん

 有名法律家のイヴェス・ガンドラ・マルチンスさんに日本文化との最初の接点を問うと「大学時代の親友が日系人だったから」と答えた。名を聞くと「渡辺マリオ」(故人)、日系社会では「日本移民の母」とも呼ばれる渡辺トミ・マルガリーダ(1900―1996、鹿児島県)の息子だった。 学生時代、マルチンスさんと渡辺マリオさんはそれぞれ恋人を連れ ...

続きを読む »

連載小説=日本の水が飲みたい=広橋勝造=(174)=完結

 それから三年後、ローランジアで黒澤和尚から厳しい密教の指南を受け、印可状(認可証書)を授かった中嶋和尚は、サンパウロの東洋街の東の端に小さな『聖真寺』(架空)を創建、新しい宗派『聖宗』(架空)を開いた。 『ポルケ・シン』食堂を逃げ出し、修行に出た『聖観音』は、誤ってサンパウロ市の北を流れるチエテ河に落ち、漂流しているところをサ ...

続きを読む »

■訃報■「太陽堂」創業者 藤田芳郎さん

 リベルダーデの日系書店「太陽堂」の創業者、藤田芳郎さんが3日午前11時ごろ、サンパウロ市のプレベント・セニオール病院で多臓器不全のため逝去した。4日にサンパウロ市モルンビー墓地で葬儀が執り行われ、同墓地に埋葬された。享年94。 1920年1月に福島県白河郡で生まれた。34年、14歳の時に家族と共に渡伯し、北パラナ州のトレス・バ ...

続きを読む »

県連ふるさと巡り=開拓古戦場に思い馳せる=パライバ平野と聖北海岸=(1)=タウバテ=突風で壊された会館直し=創立70周年目指し躍動

タウバテ日伯文化協会の漆畑哲雄オスカル会長

ニッケイ新聞 2014年3月27日 第41回県連「移民ふるさと巡り」の参加者122人(ガイドや運転手合わせ計129人)は14日午前9時に東洋街のリベルダーデ広場を出発し、4日間、リオとの間にあるパライバ平野と聖北海岸部の4日系団体と交流して回った。笠戸丸以前の安田良一や東山のピンダ農場、戦前から名を馳せた鐘ケ江農場、ノロエステ線 ...

続きを読む »

連載小説=日本の水が飲みたい=広橋勝造=(12)

ニッケイ新聞 2013年9月27日 【会長さんは、東洋街の桜並木が日本帝国時代の象徴だと拗ねる中国人を説得しに行っておられますので・・・・・・、どなた様でしょうか?】 「ジョージとイイます。実は、ミヤギケンジンの方を探しているんですが、その件で調べていただこうと・・・」 【ちょっとお待ち下さい】二十秒ほど待たされた。 【代わりま ...

続きを読む »

ブラジル文学に登場する日系人像を探る 7…東洋街生まれの「フジエ」…中田 みちよ=第4回=深みのある男性像とは

ニッケイ新聞 2013年5月24日  4つの出来事が偶然かさなった。最初の髯。18歳の誕生日。トシの結婚。俺の茶色の帯。トシの新婚旅行はどこかの温泉地だった。トシタロウは所帯持ちになり、おやじは肥りはじめ、俺の髯は濃くなり、2回目の髯そりを要求している。3週間もトシタロウに会わない。虚しかった。リベルダーデのまちを何かを探すよう ...

続きを読む »

ブラジル文学に登場する日系人像を探る 7…東洋街生まれの「フジエ」…中田 みちよ=第3回=めるくめくリベルダーデ

ニッケイ新聞 2013年5月23日  人生思いがけないことがあるもんですね。濫読もばかにしてはいけません。別件で『山本喜誉司評伝』を読んでいたら、このシネ・ニテロイ創立時に看板を描いたのが、日本初のイラストレーターとなった「長尾みのる」だということがわかりました。工芸美術大学をでたけど、日本は狭いし、舞台美術をやろうにも劇場はな ...

続きを読む »

ブラジル文学に登場する日系人像を探る 7…東洋街生まれの「フジエ」…中田 みちよ=第2回=映画館で「日本」を満喫

ニッケイ新聞 2013年5月22日  「トシタロウは俺より5歳年長で、柔道ではずいぶん目をかけてくれた。黒帯の三段なのに、俺をいつも勝たせてくれる。チャンスをくれる。トシは畳の上でも畳の外でも偉大ですばらしかった。それまでに習った三人の師範よりも、トシから学ぶことのほうが多かった。これはたぶん、生まれながらの癖なのだが、俺は父親 ...

続きを読む »

ブラジル文学に登場する日系人像を探る 7…東洋街生まれの「フジエ」…中田 みちよ=第1回=意思表示する戦後日系女性

ニッケイ新聞 2013年5月21日  「フジエ」では、日系人を親友にもったガイジンの目を通して、戦後の日系社会を垣間見ることができます。柔道、邦画館、そして写真館。これまでものすごく無愛想か、でなければニコニコ笑ってばかりいた日系娘が、この小説では意思表示をするようになり、それもガイジンの青年を誘惑するという形で登場。かつての健 ...

続きを読む »

高野泰久さん死去

2007年4月22日付け  サンパウロ市東洋街にある高野書店店主の高野泰久さんが二十一日午後四時頃、内臓出血のために入院先のサンタクルス病院で亡くなった。享年六十六歳。  十カ月ほど前から肝臓ガン治療を続けていた。二十日まで店で働いていたが突然悪化し入院した。  山梨県出身で、一九六二年五月サントス着の「あるぜんちな丸」で、南米 ...

続きを読む »