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日本祭り、準備順調=県連総会=会長任期延長に賛否

3月3日(水)

 ブラジル日本都道府県人会連合会(中沢宏一会長)の代表者会議が二月二十五日午後四時から、宮城県人会館で行われ、主に日本祭りについて話し合われた。
 イミグランテ展示場という初めての場所で七月に開催される予定の日本祭り。五日午後、各県人会関係者を呼んで、現地視察をすることになった。希望者は県連事務局まで申し込みを。
 すでに会場使用料十二万レアルの一割を頭金として支払済み。空席だった副実行委員長席には清藤イナ青森会長、財務担当には高野隼士山梨会長、VIPサーラ担当には林アンドレ愛知会長が就任した。
 現在、中沢会長が率先して企業廻りをしてスポンサー契約や支援をお願いしており、すでにブラジル銀行、ブラデスコ銀行、トヨタ、高岡などから好感触を得ている。同会長は「今回は予想以上に感触がいいが、気を引き締めて回りたい。いい仕事をし、社会のためにつくせば日本祭りは伸びる」と語った。
 スポンサー契約に関して中沢会長は「基本的には県連役員がやるが、一部は専門の営業代理人にお願いすることもある」と説明。役員が契約したものは全額県連に入るが、営業代理人が新規に持ってきたものは一割が報酬として支払われることを明らかにした。
 その他、百周年に関して中沢会長は「まずは日本祭りのスポンサー集めを集中してやりたい。ある程度落ち着いてから、改めて百周年やそれに関連した文協役員選挙にも責任ある役割を果たしたい」と語った。
 最後に定款改正について話し合われた。主な争点は県連会長任期で、現在は二期までしかできないが、執行部案では延長する方向で提案している。現在二期目の中沢会長の任期は来年までで、百周年へ向けての去就が注目されていた。賛否両論が噴出したが結論が出ず、執行部案を明文化したものをベースに改めて話しあうことになった。

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